- 2005/01/16
- 【KAWASAKI 750RS Z2】
懐かしのバイクシリーズ第2弾?(笑)は、マッハに続いてまたもKAWASAKIの750RS Z2(ゼッツー)である。
当時のナナハンはもはや見る機会が殆ど無いが、このゼッツーは何故か良く見かける。
正式名称の750RSよりもゼッツーという名前の方が知名度が高いと思われるが、元々900ccの900スーパー4がZ1と呼ばれており、当時の自主規制に合わせて750ccで国内販売を始めたのが、このZ2となる。
ナナハンと言えば、1969年にHONDA CB750 FOURが量販車世界初の4ストローク4気筒エンジンで登場した訳だが、残念ながらシングルカムシャフトのSOHCエンジンだった。
その後、71年にはSUZUKIから水冷2ストローク3気筒のGT750が登場、ほぼ同時期にKAWASAKIがマッハシリーズの750SS(空冷2スト3気筒)を発売。
そして、翌年の72年にKAWASAKIから空冷4ストDOHC4気筒の900スーパー4(Z1)が登場する。
この年、ナナハンの発売が遅れていたYAMAHAからも空冷4ストSOHC2気筒のTX750(長野りんごツーリングでIさんが乗ってきたバイク)が発売される。
そして、CB750登場から4年後の73年、遂にZ1の750cc版として750RS Z2(ゼッツー)が国内販売された。
Z2の赤とコゲ茶のツートンカラーの、その色の深みはまさに高級車という感じがして、当時、私のCB450もそれを真似て塗装したのである。(笑)
Z2を初めて見たのは大学時代に友人が乗ってきたのであるが、その存在感には圧倒された。
兎に角、派手でデかいバイクだった。(笑)
一番の特徴は、後端が鋭く絞り込まれたデかいタンクとシート、サイドカバーからテールボックスまで流れるカーブしたライン。
当時の殆どのバイクがタンクとシートの下端が直線であったのに対し、有機的な見事なデザインだった。
また、大きく見える理由としては、ヘッドライトとメーターの位置が異様に高く、フロントフォークが凄く長く見える。
後方が強く絞られたタンクは、逆に前半分のボリュームが強調された。
当時はマッハにしか採用されていなかったテールボックスも、小さめで曲面的なデザインが逆に高級感をかもしだしていた。
ま、当時の私には学生が所有するなんて夢物語にしか思えなかったバイクである。(爆)
前方から見ると砲弾型の迫力ある2連メーターなのだが、メーター面自体は当時のメーターだなぁ〜って感じ。(笑)
メーター周りも、当時としては「お、パイロットランプとキーがパネルに付いている!カッコいい〜!」と感動したものですが(笑)、現在のバイクに比べると恐ろしいほど簡素ですな。