- 2006/09/13
- 「河原毛仕様?(笑)CB750U悪戦苦闘記!」
秋田河原毛温泉ツーリングに向けて、CB750Uに二つの装備を行おうと考えた。
一つは、草津ツーリングの時のおおかみさんのオンボード・ムービー?に触発されて、デジカメ(動画撮影可能)を車載する台の作成。
もう一つは、後ろに乗せたうちの奥さんが飛んでいかないように(笑)、バックレストを付ける事だ。
【デジカメ車載台】
当初はホームセンターで売られている工作用の汎用のバーを利用してハンドルの取り付けボルトにステーを取り付け、その上にデジカメを載せるパネルを取り付けようと考えた。
そこで、「バイク・ばいく・ぶぁ〜いく」でお馴染みの?(笑)、VTR250にボックスキャリアを自作してしまったTくんに相談すると…
ハンドルの上だと、バイクのキー操作やメーターの視界の邪魔になりそうで、設計が難しそうである。
すると、Tくんがヘッドライトステーの根元に丁度良いネジ穴を発見ぇ〜ん!(笑)
このCB750Uは教習車仕様なので、おそらくは補器類の取り付け用だと思われる。
ここだと、カメラがメータより前の位置になり操作が多少遠くなるが、キー操作やメーターの視界には全く邪魔にならない。o(^o^)o
そこで、Tくんが鉄板を加工して全くのオリジナル・ステーとパネルを製作してくれた!\(^○^)/
←緑の○印、ヘッドライトステーの根元にあるネジ穴にボルト止め。
Tくんが作ってくれたステーとパネルを塗装し、パネルに5mm厚のゴムシートを貼り付け、カメラ固定用のネジをヨドバシで購入。
ゴムシートの穴あけは、打ち抜き用のポンチで開けた。
カメラ固定用のネジには抜け止め用のプラスチック・ワッシャを入れる。
※.白い○内
ゴムシートの厚さは、カメラ固定用のネジをカメラにねじ込んで隙間を計り、パネルとゴムの厚さがそれより僅かに厚くなる様に決める。
↓デジカメを載せるとこんな感じ。
ステーの強度や振動を考えると、もう5cmくらい短くてもいいかなぁ〜?と思っていたのだが…
実際に使用してみると…これ以上短い(低い)と乗車状態からカメラ固定用のネジを回すのにメーターとの隙間に指が入らなくなりそうな事が判明。(^○^;)
何と絶妙な寸法なのだ!とTくんの設計センスに関心!o(^o^)o
【バックレスト】
次にバックレストだが…まさか族仕様の廃バックシート?(爆)を付ける訳にもいかないしぃ〜・・・(^○^;)
バックレストだけってなかなか見つからない・・・って言うか無い!(笑)
で、一番実現性が高い?って事で、GIVIのボックスを付けてオプションのバックレストを取り付けるって事にした。
何で「実現できる」じゃなくて「実現性が高い」なのかと言えば・・・
GIVIのCB750U用フィッティングは『教習車取り付け不可!』と書かれているからである!(爆)
しかし、Tくんに頼めば改造して貰えるだろうと(爆)、取り敢えずフィッティングだけ注文!(笑)
で、到着したのが・・・こんなアームだけ!(^○^;)
※.緑の線で囲んだパーツ。
←左の写真の様に専用のステーがフィッティングに付属していて、丁度、写真の位置に取り付ける。
教習車取り付け不可!の理由は緑の線で囲んだ部分に既にステーが存在するのである。
おそらくリヤの補器類を取り付けるためであろうステーがフレームに溶接付けされている。
つまり、このステーが邪魔で、付属のステーが取り付けられないのだ。
で、このステーを切断してしまえば良いかと言えば・・・
このすてーから後方に伸びているパネルの先には、リヤのウインカーが取り付くのである。
※.赤い矢印の先の赤い○
しかし幸いにも、このステーについているネジ穴のネジとフィッティングのボルトのネジが一致したのである!\(^○^)/
※.青い矢印の先の青い○
で、左側のアームは難なくそのまま取り付けられたのだが・・・
右側はアームの先端のネジ位置と上記のステーの位置(青い○の位置)が数mm違っていた。(^○^;)
付属のステーであれば多少の寸法の違いは何の問題も無いが、フレームに溶接で固定されたステーでは位置の調整などできない。
で、アームの先端の穴を削って長穴にして固定した。
この穴をステー方向に多少削っても、フレームに溶接されたステーが頑丈なので強度的には問題無さそうである。
教習車取り付け不可!の第2の理由はカウルとの干渉である。
そのままでは、カウルにアームが当たってしまう。
教習車仕様はシート下にグラブバーが無いのだが、そのためカウルの下回りの形状が異なるのかも知れない。
(と、思っていた)(^○^;)
そこで、左の写真の青い部分を削り取った。
で、写真左のようにアームはカウルに綺麗に収まった。o(^o^)o
※.赤い線の部分
教習車取り付け不可!の第3の理由はウィンカーとの干渉である。(^○^;)
付属のステーを使用した本来の位置と比べて、教習車のステーのボルト穴の位置が多少高い位置にあるらしい。
もしくは、教習車仕様のウィンカーの位置が低いのか?
そのため、アームとウィンカーが干渉するのだ。
もう、ここまで来たらやるっきゃない!(爆)
って事で、ウィンカーの取り付け穴を前方上方へ広げて、ウィンカーの位置をずらしました。(^○^;)
アームは何とか取り付け完了ぉ〜!\(^○^)/
これで、GIVIのトップケースを取り付けらそうなので、トップケースを注文する事に。
ところが・・・カタログを見ても何だか良く判らない。(^○^;)
というのは、GIVIのトップケースには「モノキーケース」というのと「モノロックケース」という2種類がある。
カタログには両者の違いが明確に書かれていないので、最初は名前のイメージからモノキーケースにはキーが付いていて、モノロックには無いのかと思った。
そしたら親方に「キーはどれでも付いているよ」と言われた。
そりゃそうだ!
ワンタッチで簡単に車体(キャリア)から取り外せるんだから、キーが無ければ中身どころかボックスごと簡単に盗まれちゃうわなぁ〜!(爆)
名前の由来は解らないが…モノキーケースは大型のケースで専用のフィッティングが必要。
モノロックは比較的小型のケースで、汎用のキャリアに取り付けられる様に汎用の取付ベースが付属している。
ところが、車種別フィッティングの説明を見ると、フィッティングの他にモノキー用またはモノロック用のベース(MMベース)が必要だと書かれている。
ケースにベースが付属している『モノロックケース』を買う場合でも、別途MMベースが必要なのだろうか?
それが不明だったので、「必要だったら一緒に注文して」と頼んだ。
すると、問屋(商社?)の担当者から『モノロックケースはベースが付属しているので別途購入は不要』と言われたので、トップケースとバックレストのみ発注したとの事。
この時点で、私は多少不安になっていた…
というのは、良く良くカタログを読むと、やはりMMベースが別途必要だと書かれているのである。(^○^;)
で、トップケースとバックレストが入荷するのは9月3日の日曜日の予定。
その翌週末の9〜10日は『秋田河原毛ツーリング』である。
これに間に合わなければ、その後のツーリングにかみさんが一緒に行く予定は無いので、GIVIケースを注文する意味が殆ど無くなってしまう!(-_-;)
日曜にケースが届いて、付属のベースではダメな事がはっきりして、それからMMベースを注文するとして、実際に注文できるのは翌日の月曜である。
火曜は栄輪堂が休みなので、どんなに早くても水曜にしか到着しない。
河原毛は土曜の朝早く出発なので、金曜には完成させて自宅に乗って帰らなければならない。
う〜む・・・何とタイトなスケジュールなんだぁ〜!(爆)
で、日曜にケースが届いたのだが・・・その結果は(想定以上に)最悪なものだった。(T_T)
付属のベースはカタログに書かれてある様に、汎用のキャリアに載せて固定する簡易なもので、フィッティングのアームの先端に取り付けられる様なものでは到底無かった。(−_−;)
しかも、その巾は、取り付けたアームの両側の間隔よりはるかに小さかったのである!(@_@;)
つまり、フレームに溶接されたステーのボルト位置が飛び出し過ぎているという事なのだ。
『左右のアームの間隔』という重要な問題をこってり忘れていたのだぁ〜!(^○^;)
だから、カウルを削らないと当たってしまったのだぁ〜!
こ、これは・・・どうしたものか!?
し、しかも、カウルは削っちまったし!(爆)
フレームに溶接されたステーをぶった切って付属のステーを使うべきか?
その場合、ウィンカーの取り付けはどぉ〜する?
Tくんに相談したら・・・取付強度と作業の簡単さから、取付方法は今のままにして、ボルト穴の部分を削り落として巾を合わせてタップを切りなおすのがいいだろう…との事。
しかし、あいにくTくんは水曜頃から仕事が忙しくなるとの事で、とてもやって貰える状況に無い。(T_T)
作業できるのは仕事が終わってから栄輪堂へ行って閉店までの1時間余りである。
水曜にベースが届いたとして…猶予はせいぜい2〜3時間である。
本当に河原毛ツーまでに出来上がるのかぁ〜!(^○^;)
MMベースは水曜に無事到着した。
これで、キャリアの全容が判明した!(笑)
アームの先端には角度が調整可能な部品が付く様になっていた。
※.写真左の○印
その上にMMベースが乗るのだが、ケースに付属のベースは樹脂製だったが、MMベースはダイキャスト製でずっしりと重く頑丈そうである。o(^o^)o
そして、ケースに付属のベースよりかなり巾が広い!
ケースに付属の汎用ベースは写真だと手前にあるので大きく見えるが、実際の巾は白線で引いた位である。
そして、非常にラッキーな事に、な、何と!左右の巾が広すぎると思っていたアームに(本当に外側ギリギリだが)そのまま取り付いたのである!\(^○^)/
おそらく、MMベースは色々な車種に共通に使うためにアームの取り付け可能な範囲がかなり広めに設計されているのだ。
で、トップケースを付けた完成状態!o(^o^)o
サイドバッグも付けて、河原毛仕様完成ぃ〜!(笑)
本来の目的(笑)のバックレストはこんな状態!\(^○^)/
最後に、作業場所と様々な工具をお貸し頂いた栄輪堂さんと、様々なご協力を頂いた皆様に大感謝ですぅ〜!\(^○^)/