NACライディングスクール
2004年8月29日
NAC(新潟オートバイ事業協同組合)主催の「第1回NAC安全運転(初級)スクール」に参加しました。
交通機動隊の協力によるNACでは初めての企画、先着40名のみの募集で参加費は3千円。
不安と期待を胸に集まった参加者たち。
自分のバイクでの参加なので結構ドキドキ?(^○^;)
参加車両
←クリックすると動画が再生されます
車種などで4つのグループに別けられた参加車両と、指導に当る交機特練隊の競技用白バイ。
特練隊というのは「全国白バイ安全運転大会」に参加する為に特別な訓練をしている隊員だ。
参加車両の全景
今回注目の1台はコレ!
指導員が乗っていたピッカピカのZ2。
受講は、車種などにより4つのグループ(レプリカ1グループ、レディース1グループ、ネイキッド等その他2グループ)に分かれ、4つのゾーン(駐車場1ゾーン、高速体験コース3ゾーン)で並行して実技が行われた。
【駐車場ゾーン】
ストレート一本橋、段差付きスネーク一本橋、応用千鳥(据え切りUターン連続コース)
【高速体験コース】
ストレート・パイロン、オフセット・パイロン、パイロン・コースの3つのゾーン
【ストレート・パイロン】
ストレートパイロンは、やっぱりスラロームの基本ですね。
始めるや否やいきなり指導員に呼ばれて「ニーグリップできていない!」と注意を受けてしまった!(T_T)
自分ではしっかりニーグリップしているつもりが、「しているつもり」と「できている」は全く別物なんですねぇ〜(^_^;)
動画で自分の走りを見ると、つくずく感じますけど、おっかびっくり腕でハンドルを切って「ふにゃらふにゃら」と、ちぐはぐに走っているのが良ぉ〜く判ります。(爆)
←画像をクリックすると動画が再生されます。
↑の動画で道産子さん(赤白のCB1300)が走行している上空を未確認飛行物体が飛んでいくのに気づきましたか?(笑)
判らなかった?では、そのシーンをもう一度!(爆)
←クリックすると動画が再生されます。
さてさて、ちゃんとしたニーグリップで車体のバランスを取って、バイクと一体感を感じられるように。
そして、バイクは傾くことで自分でハンドルを切ってくれる乗り物だという事を体験するために、スタンディングのスラロームを練習しました。
白バイ隊員の模範走行を見ると、こんなピッチの狭いコースでも、ターン・加速・減速のメリハリがちゃんとあります。
一番の特徴は頭の位置が一定でブレない事です。
加速時はフロント・フォークが伸びるので前傾姿勢。
ブレーキングでフロントが沈むのでやや上体が起きるのですが、頭の位置は一定なので、腕でハンドルを漕いでいる様に見えます。
頭を中心に振り子の様にバイクが左右にバンクします。
かなり配置ピッチが狭いので動きが速く、ニワトリみたいで見ていると気味が悪いですが…(爆)
さて、少しは上達したかな?おいらのストーレト・パイロンっす。(笑)
←クリックすると動画が再生されます。
あ、そうそう、この写真だと良く判りますが、エンジン・ガード付けちゃいました!(笑)
転倒する前に付けろって?!(爆)
【レディスのストレート・パイロン】
女性グループのストレート・パイロンです。
←クリックすると動画が再生されます。
パイロンの配置ピッチを広くして、ほのぼのと走っています。(^_^;)
でも、周回を重ねていく内に、だんだん乗れて行く様子が判りました。
(全編ビデオからの感想)
【オフセット・パイロン】
基本はストレート・パイロンと一緒だが、こちらの方が直線が挟まるので練習しやすいかも。
コツとしては、ターンの終わりのクリップ・ポイントがパイロンになるように、パイロンの手前に進入する事。
ターンが終わってから直線的に加速して、直線的にブレーキングして、フロント・フォークが縮んだら旋回。
フォークが沈むと角度が立つので回転半径が小さくなるのだ。
・・・と、頭では判っていても、ターン中に加速してフロントが暴れたり、加速とブレーキングが甘くてターンが膨らんだり。(^○^;)
レプリカ・グループのオフセット・パイロンです。
←クリックすると動画が再生されます。
ネイキッド・グループのオフセット・パイロンです。
←クリックすると動画が再生されます。
白シャツ青袖の指導員に「着いて来い」と言われて追いかけたら、バランス崩してオーバーラン!(@_@;)
スピードが出ていないので止まり切れましたけどね。(笑)
←クリックすると動画が再生されます。
白バイに追いかけられた!(爆)
やっぱ、逃げ切れないよなぁ〜(^○^;)
←クリックすると動画が再生されます。
【ブレーキング】
ある意味、最も重要なブレーキングの練習。
前傾姿勢でフル加速し、腹筋と下半身で上体を支えてフル・ブレーキング。
この時、頭の位置が変化しない様にするのが重要なんだけど・・・実際にやってみると反対になってしまう!(爆)
そして、あまり意識しすぎるとオーバーアクションになって、またまた頭の位置が上下してしまう。(^○^;)
慣れてきたら片手運転で行う!
実は、これが一番「ニーグリップの甘さ」を痛感します。
加速・減速時に、どこへ飛んでいくか判らないほど挙動が乱れるっす!<怖ぇ〜!!!(@_@;)
実際には、バイクは直進するんだけど、ハンドルを持っている右手が体重を支えようとして押したり引いたりしているんですよね〜(^○^;)
大会の練習の時に、ブレーキングで転倒したのもコレが原因ですね。
白バイや指導員が並走してのブレーキング練習。
←クリックすると動画が再生されます。
フル加速しようとしてギヤ抜け!…っちゅ〜か、無意識でつま先をチェンジペダルに引っ掛けてニュートラルに入れてしまうんですねぇ〜(^○^;)
”コレ”で大会の練習のとき、コンビネーション・スラロームで転倒しました!(爆)
←クリックすると動画が再生されます。
【パイロン・コース】
ここまで練習してきたものを総合的に応用するパイロン・コース。
ん?・・・とは言っても、他のグループは私たちと別の順序だから、最初からココになったグループもいるんだよなぁ〜(^○^;)
親方が先導してコースを教えているパイロン・コース
←クリックすると動画が再生されます。
指導中にカメラ目線でピースしているし!(笑)
指導中にウィリーして遊んでいて叱られた某指導員でもある。(爆)
ネイキッド・グループのパイロン・コース
←クリックすると動画が再生されます。
見ての通り、このコースは非常に判りにくい。(^○^;)
最初、白バイが先導して、ムカデの様に走ってコースを覚える・・・筈だったのだが、白バイが速くて着いて行けない!(爆)
私がコースを間違えると、後ろは全員、間違ったコースを着いて来る!(^○^;)
ゴールに着いて、白バイ隊員が「速いですか?」と聞くので「速い!速い!全然着いて行けないっ!」と抗議する。(笑)
「それじゃあ、もっとゆっくり走りますね」とか言いながら、全然ペースが落ちないやんけぇ〜!!!凸(▼▼メ)
今度は指導員が先導で走り始めた・・・・ら、指導員がミスコースしそうになって転倒!(@_@:)
スピードが出ないから、体もバイクも損傷は(殆ど?)無かったみたいですが。
で、何回か走っている内に、何とかコースが判って来た。
コースが判ってくると、やっぱりこれが一番面白い!\(^○^)/
レプリカ・グループのパイロン・コース
←クリックすると動画が再生されます。
【スネーク一本橋】
画像を見て意外だったのは、レプリカは一本橋が楽そうって事!
私がゼファーでてこずっていたスネークを、みんな難なくこなしているではないかぁ〜!(T_T)
←クリックすると動画が再生されます。
【ストレート一本橋】
←クリックすると動画が再生されます。
【応用千鳥】
一方、「やっぱり!」と思ったのは、レプリカは応用千鳥(低速での据え切りターン)が苦手って事。(^_^;)
主催者側も判っていた様で、レプリカは狭い方の応用千鳥をパスさせていたが、広い方でも足着きが多発!
応用千鳥はやっぱりネイキッド(ゼファー)が楽ちんですわ!(笑)
←クリックすると動画が再生されます。
とまぁ、こんな具合に盛り沢山のメニューで、一日めいっぱい汗をかきました。(笑)
地元で、これだけのスクールが受けられるなら、埼玉(HMS)まで行く必要無いかも。o(^o^)o
ま、HMSは教習車で、転倒を気にせずめいっぱい走れるというメリットはありますけどね。
でも、私の場合はゼファーがあるから。(爆)
兎に角、素晴らしい企画でした。
今後もどんどん開催して欲しい企画です。o(^o^)o
※.使用した動画は栄輪堂さんご提供です。
栄輪堂に行けば、全編ビデオ(DVD)が観られます。
【練習後記】
スクールですっかり疲れ果てていたのですが、翌週には秋田河原毛一泊二日ツーリングがあるので、帰りに栄輪堂へ寄って、ゼファーとブラックバードを交換しました。
(我が家の車庫に1台しか入れられないので、もう1台を栄輪堂に預かってもらっています)
で、ブラックバードで栄輪堂から帰る時に、疲れ果てていた私は「立ちゴケしそうだぁ〜」と言い残して我が家へ向かったのでした。
この一言が・・・・
交通量が殆ど無い郊外の田んぼの中の一本道を通り、T字路の突き当たりで一時停止した私は、右折体勢に入りつつ発進した途端にエンスト!(@_@;)
バイクが右に傾いた瞬間、げっ!左足が攣ったぁ〜!(T_T)
バイクを支えるどころか、自分の体さえ支えられずにバイクと一緒にバタン!
ヘルメットの後頭部が路面にゴンッ!
ヘルメットを被っていたので頭は何とも無いが、攣った左足に激痛が襲う!(T○T)
起き上がるどころか、襲いくる激痛に耐えるのに必死で、路上で仰向けのまま右手を伸ばしてエンジンキーを切るのがやっと。
しばらくして、足の痛みが治まって来たので起き上がり、バイクを起こそうとしたのだが、気力・体力とも喪失状態で、左足も踏ん張れず、何度やってもバイクが起こせない。
途方に暮れて、周りを見渡すと・・・あまりに妙ぉ〜な転び方をしたからであろう(爆)…クルマが1台、停まってこちらを見ていた。(^_^;)
そのクルマの運転者が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれて、バイクを起こすのを手伝ってくれた。
ありがとうございますぅ〜!m(_"_)m
そう言えば、今までに、ブラックバードで3回、ゼファーで3回転倒しているが、自分独りで起こしたのは、ブラックバードの最初の立ちゴケの時の1回だけですわ!(^○^;)
いつもいつも、そばにいた誰かに手伝って貰ったり、起こして貰ったり・・・
私ってば、本当に運がいいんだなぁ〜
人様の援助に感謝感謝です。m(_"_)m