バイクを磨くより腕を磨け!
2008年6月15日
私の今年の目標は『バイクを磨くより腕を磨け!』である。(^○^;)
昨年の二輪車安全運転県大会で、苦手だったブロックスネークもようやく落ちずにクリアできるようになったのですが・・・
全部の課題を一応はクリアできるようになったものの、規定タイムで減点されて8位という結果でした。
で、今年は、規定タイムをクリアする事を目指していた訳ですが・・・
ひとつは、コンビネーション・スラロームや、コース・スラロームの、速さを競うタイム競技。
もうひとつは、ストレート・ブリッジやブロック・スネークの極低速でのバランスを競う競技。
このどちらも、私は苦手としている。(爆)
低速でのバランスは、黙々と練習するしかない訳ですが・・・
速さを競う競技では、やはり的確なアドバイスを受けるのと自己流では、自ずと違ってきます。
そういう意味で、今年は、安全運転大会の練習などで、SSRS(三条セーフティライディングクラブ)のKさんや、元交通機動隊白バイ特練隊員のBさんや、元二輪車安全運転全国大会2年連続出場経験者のKさんなど、多くの皆さんから的確な助言を頂きながら、自分のライディングの悪い点の改善を目指せている事は、大変嬉しい事で、感謝してもしきれません。m(_"_)m。
私のライディング・ポジションの最も悪い点は、リーン・アウトで体が逃げる事だと思います。
勿論、他にも色々悪い点はいくらでもあって複合的に折り重なっている訳ですけど・・・(^○^;)
取り敢えず、今回の話はリーン・アウトについて書いてみようと思います。
さて、リーン・イン/リーン・ウィッズ/リーン・アウトと3種類ある訳ですが、これら自体はテクニックであり、その利点を生かして使いこなす分には問題ない訳です。
まずいのは、リーン・ウィッズのつもり(そうしようと思っているのに)リーン・アウトになってしまう・・・って事です。
坊主に説法ですけど・・・ここで簡単に、3種類の違いを説明します。
リーン・インはバイクよりも体がコーナーの内側に入ること。
リーン・アウトはバイクよりも体が外に起きること。
リーン・ウィッズはバイクと体の線が一直線になっていること。
ここで、簡単な力学になりますが・・・
回転半径と速度が同じなら遠心力も同じになります。
遠心力が同じという事は、バイクと体を合わせた重心と、接地位置とを結ぶ線の地面との角度が同じになります。
すると、上の図を見ると分かるように・・・
リーン・アウトでは、バイクがより寝た角度(強く倒れる)になることになり、
リーン・インでは、バイクがより起きた角度になります。
で、どちらも、重心はバイクから外れた位置になります。
リーン・ウィッズは、バイクと体の傾きが同じで、重心がバイクの中心と一致します。
ですから、リーン・ウィッズが基本中の基本な訳です。(^−^)b
ちなみに、リーン・インは、バイクがより起きた角度になるので、雨の日や滑りやすい路面でバイクを立て気味で走る場合や、
MotoGPの様に、(バイクレースではハングオンですけど…)バイクのバンク角の限界を超えた速度でコーナーを曲がる場合などに使われ・・・
リーン・アウトは、バイクがより起きた角度になるので、バイクの旋回性を高めて、体を起こした高い視線で走る場合などに使われます。
さて、私の場合は、意図ぜず・・・体が逃げることで・・・リーン・アウトになる訳ですが、
その証拠が、安全運転大会の練習の時の写真からも明らかになりました。(^○^;)
これが、亀吉師匠のライディング。
これが、私の姿勢。
体が外側に逃げて、頭の位置も高いです。
で、重ね合わせると・・・
体が外側に逃げている分、リーン・アウトになって、バイクの倒れ角が大きめになっています。
パイロンの位置を合わせると・・・
亀吉師匠の方が、内側を回っているのがハッキリ分かります。(^_^;)
横から見ると・・・
明らかに背中が伸びて、胸が外を向いて、体が外側に逃げています。
で、重ね合わせると・・・
もういっちょ!(笑)
亀吉師匠と比べて、肩の傾きが起き上がっているのが良ぉ〜く分かります!(^○^;)
重ね合わせると・・・
ねぇ〜!こうやってみると面白いでしょぉ〜!(笑)