2004/01/22
因島(いんのしま)レポート【第2弾】」(笑)

 翌朝、気温は氷点下まで下がった様で、外にある水道は凍ってツララが下がっていた!(爆)



 宿から、出張先の会社の門(中門)までは徒歩5分なので、余裕で宿を出たのだが・・・
 入り口まで行くと、何と!門が閉まってるぅ〜!(T○T)
 訪問先の建屋は目と鼻の先で、門の中では社員さん達がラジオ体操をしているのが見える。
 ところが、門の脇のドアも開かない。
 辺りを探したが、他に入れる所も無い。
 約束の時刻まで余裕が無い!焦る!

 ・・・仕方が無いので、正門まで歩いていく事にした。
 正門までと言っても、ここは造船所なのでとてつもなく広いのだぁ〜(T_T)

[地図3]
 地図左上の中門から右下の正門までは約700m徒歩10分

 正門で、先方担当者に電話して事情を話し、今度は構内を中門までトボトボと歩く。(^○^;)
 氷点下の寒風が吹き付ける中を、宿からだと延べ2Km近い距離を歩いた。
 しかし、試練はこれで終わらなかった・・・(爆)

 やっと訪問先の事務所(本館)にたどり着き、先方担当者に面会。
 そこで、予め宅配便で送ってあった荷物を渡された。
 ・・・え?(@_@;)
 てっきり荷物は現場(船)に届いているものだと思っていた。
 荷物は段ボール箱に入れてあり、テスターなどの機器や工具、資料のキングファイル2冊などなどが入っていて結構デカくて重いのだ。
 どうせ宅配便で送るのだから…と、万が一に備えて多少過剰なものまで入れたのが仇になった。
 何と、この持ち所がくてい重い段ボール箱を、本館から岸壁の船まで500m以上(地図3の赤点線)を手持ちで運ぶハメになったのだ!(T○T)(T○T)(T○T)

 途中、タイヤが40個も付いているトレーラ?があった。

 手前の軽トラの荷台の辺りに運転席らしきものが見える!

 何度となく投げそうになりながら歩き・・・やっと船に着いた。
 ↓これが、今回の仕事現場で双胴船というタイプの船だ。

 ブリッジ(船橋)やその下の客室の外壁周りは、まだ仕上作業が終わっていない。(^_^;)

 やっと船に着いたのだが、試練はまだまだ続いた。(爆)
 この船は船体ができて進水したばかりで、まだ空調(暖房)が入らないのだ!
 さ、寒ぶぃい〜!(T○T)
 さ、更に何と!、昼食は本館に用意されるというのだ・・・・げげっ!
 そう、昼食を食べる為に、往復1Km以上を歩かなければならないのだぁ〜!(T○T)
 そ、そして・・・仕事が終われば、宿までの1.5Kmを歩かなければならない・・・
 そして、宿では夕食が出ない!(爆)
 つまり、夕食を食べる為には、また町まで歩いて往復しなければならないのだ。
 結局、この日1日で6Km!ほど歩く事になった。
 当然、この夜も足が攣った…(T○T)

 話は前後するが、現場の状況から一旦新潟へ帰って出直すことになった。
 しかし、午後2時20分土生港発の高速船に乗らないと新潟まで帰りつけない。(^○^;)
 逆算すると、現場から1時半位には出ないと間に合わない。
 で、もう一泊して翌日新潟へ帰る事になった。

【新潟への道】

 翌日もまだJASのエンジントラブルの影響が続いていて、大阪〜新潟の昼の便は前日の時点で欠航予定。
 結局、夕方の便を予約して大阪空港へ向かった。
 しかし、今度は日本海側の天候が大荒れで、秋田空港は閉鎖!、新潟便も「天候調査中」という状況。
 飛行時刻ぎりぎりでやっと搭乗受付が始まったが、新潟到着時の天候によっては羽田へ向かうとの条件付…(^○^;)
 でもまぁ、何とか無事?新潟空港に到着して家に帰れました。
 さて、今度は1月29日から出直し出張となるが・・・続くのか?(笑)

2004/01/21
因島(いんのしま)レポート【第1弾】」(笑)

 今回の出張は1月21日から2月6日までの16日間(移動日を含む)というかつてない長期となる。
 期間自体はもっと永い出張はいくらでもあったが、長期出張の場合は毎週土日は帰ってくるというパターンで、今回の様に週末を2回も出張先で過ごすというのは初めてである。
 だから、PCショップ新潟レポートの価格調査を2週連続で休むというのも初めてだ。(^_^;)

【因島への道】

 今回は出だしからアクシデント発生!
 そう、JASのエンジン内部部品(ブレード)のヒビ問題で、搭乗予定だったJASの新潟〜大阪便の就航予定が全く判らなくなってしまったのだ。
 そもそも、問題が発覚した機種はMD81MD87なのだが、新潟〜大阪便は全機MD90なので対象外の筈だ。

 ところが、19日に念のためにJASに問い合わせると「明日にならないと判りません」という返事。
 20日に電話すると「午後3時頃に決定するので、その頃に再度お問い合わせ下さい」
 3時に電話すると「午後6時に…
 6時に電話すると「今夜遅くか明日の朝に…」(-_-;)

 しかも、20日は私が予約したのと同じ794便だけが就航し、他は欠航。
 で、JASのオペレータに新潟〜大阪便に使用されている機種が何であるかを聞いたのだが、応対するオペレータ毎に返事がバラバラ!凸(▼▼メ)
 埒があかないのでANA便に切り替えたのだが、途中ニュースを見たら結局全便就航したそうな・・・(^○^;)

 大阪空港へ到着し、空港バスで新大阪駅へ…だが、事故渋滞で20分ほど遅れた。
 予定より大幅に早い便だったので遅れても全く問題ないのが幸いだった。
 新大阪から新幹線のぞみで福山まで、そこからこだまに乗り換えて三原まで。


 こだまは初期の型(顔が丸ぅ〜い)新幹線で、4両(爆)から6両編成だ。
 しかも、途中追い越されるために通過待ちで駅に5分くらい停まったりする超ぉ〜ローカル線っぽいのだ。(^○^;)
 でも、今回乗った車両はグリーンでもないのに座席が2列2列の4列で、とってもゆったりしていた。

 ところで、今回の出張先の因島は、広島県の瀬戸内海に浮かぶ島だ。
 出発前に皆から「この季節、暖かい所でいいねぇ〜」と言われたが、天気予報をみると広島は結構寒い!…というか新潟より気温が低いくらいである。
 そんな不安は的中し、新尾道あたりから雪が降り始めた。(^○^;)

 さて、因島の土生(はぶ)港へ行くには三原から高速船に乗るか、福山か尾道(おのみち)から本四連絡橋を通るバスを利用するかが代表的だ。
 ちなみに、因島公式ページによると尾道から歩いて1日だそうである。(爆)
 所要時間は、三原から高速船で30分、バスが福山からでも新尾道からでも何故かほぼ同じ60分程度
 バスに1時間も乗るのは辛そうなので、三原から高速船に乗る事にした。
 新幹線の三原駅から高速船が出る三原港までは、少し早歩きで徒歩6分といった所。
 なので10分あれば悠々間に合うし、いざとなったら船に乗ってからでも切符が買える。


 船というとバスに比べて時間がかかるというイメージがあるかもしれないが、高速船は結構速い。
 湾から出ると速度を上げ、まるでモーターボートの様な速度で走る。
 最高速度は30ノット(約時速55.6Km)という事だが、客席の床がほぼ海面すれすれの位置なのでスピード感はかなりある。
 途中、因島の重井港に寄るのだが、そこまでの所要時間は15分。
 しかも、港に到着してから再出港するまでの時間も1分そこそこに感じた。

 重井港を出ると再び速度を上げて、本四連絡橋をくぐり土生(はぶ)港に到着。
 写真では判らないが、雪が降っている。(^_^;)

【宿】

 今回予約した宿の「旅館M(仮称)」は土生港から徒歩10分(下図青線)、宿から出張先の会社の門までは徒歩5分(下図赤線)…絶好のロケーションである。
 しかし、この宿の選択には逸話がある。(^○^;)

[地図1]


 今回の宿は、電子地図とネットの因島公式ページで見つけた。
 上図の縮尺で土生町近辺に表示されたホテルは”旅館M”だけだった。
 つまり、土生町では大きい旅館なのか老舗かのどちらかと思われた。
 ところが、出張先の会社にホテルを教えて貰った中に、会社に近い筈のこの宿は含まれていなかった・・・
 上の地図をもう少し拡大(ズーム)すると、下の様になり、町の様子が見えてくる。

[地図2]


 教えてもらったのは、土生港に近い”ホテルM(仮称)”(左の)と、会社から近いが山側の”ホテルWH(仮称)”(右の)の2軒。
 だが、ホテルMは出張期間中を連続して部屋を取る事ができなかった。
 そして、ホテルWHは地図で見ると直線距離は短いのだが、道がぐるっと遠回り(…線)していて、更に等高線からかなり山の上の様に思われた。
 ただ、実際の傾斜がどれくらいなのか判らず、もしかしたら会社の方へまっすぐに降りられる(…線)かも知れないとも思われたが、ギャンブルで予約はできない。(^○^;)

 という事で、最初に見つけた”旅館M”に電話してみた。
 宿泊期間を言うと、調べずに即答で「はい、いいですよ」という返事・・・え?
 更に、「一人分だけ夕食を作るのが大変なので夕食なしの宿泊にして欲しい」と言われた・・・・????(@_@;)
 え?え?え?・・・もしかして、私が予約した15泊の間に、宿泊客は私一人なのかぁ〜????
 嫌ぁ〜な予感がした。(爆)



 街を抜けて緩やかな上り坂の途中に、その宿はあった。
 外観は明るい色だが、格子戸をガラガラと開け、一歩中に入ると黒光りした木造の民家だ!(爆)
 そう・・・昭和40年代の小学校の木造校舎の様だと言っても、判って貰える人は少ないか?(^○^;)
 ゲタ箱の上の小さな黒板に私の名前だけが書かれていた・・・
 げ、やっぱり宿泊客は私だけかぁ〜!(^○^;)

 とても優しそうな、ちょっと小太りなおばあちゃんが出迎えた。(^_^;)
 部屋は2階で、四畳半にベットと小ぶりな二人がけのソファ、座卓、そして14インチのテレビ。
 暖房は冷暖房エアコンのみ。

 家全体がかしがっているのか、ドアと鴨居の間には斜めに2cmほどの隙間があり、室内でタバコを吸っても換気は良い。(爆)
 ・・・ううう、凍死しそうになった品川ホテルを思い出すなぁ〜(^○^;)

 ドア鍵無し!(爆)、トイレと洗面所は共同・・・でも、宿泊客は私一人なので独占かぁ!?(笑)
 お風呂は1階にあり普通の民家サイズ。
 特に、お風呂の入り口は上半分が格子ガラスの木戸で、ガラガラと開けるとタイル張りの湯船と浴室が何とも情緒たっぷりである。・・・…((((^_^;)
 しかし、旅館と言うよりは・・・ん〜、そう、下宿!という言葉がぴったりじゃ!(爆)

【因島】

 ANAの朝便に変更したので、時刻はまだ3時前。
 そこで、これから半月を暮らす町の下調べに出る事にした。
 先ずは、ホテルHの場所を確認しに。
 宿から坂を少し登って行き、トンネルの手前を右に入る道を登ると「いんのしま公園」と書かれた石碑があり、道路が少し広がった様な小さな駐車場がある。
 しかし、辺りを見渡しても公園らしきものは見えない。(^_^;)

 そこから折り返すように坂道を登っていくと・・・おおぉ〜!ホテルHが見えたぁ〜!

 こりゃあ〜、クルマでもなきゃ通えねぇ〜!(爆)

 取り敢えずホテルのそばまで行ってみようと思って、更に坂を登って行くと・・・
 おおぉ〜!何と言う絶景!



 やっとホテルWHの近くまで登って、会社の門方向(地図2の緑矢印)を眺めると・・・

 あいやぁ〜、これじゃあ真っ直ぐ降りられる訳が無いわなぁ〜!(^○^;)

 また、テクテクと坂道を降りて会社の門まで行ってみた。
 見上げると…おお!ホテルWHが見えるゾ!

 こりゃあやっぱり直行は無理だな。(^○^;)

 という事で、やっぱり旅館Mに泊まるしかないか。(^_^;)

 さて、次は町の様子を見てみる事にして、テクテクと土生港方向へ戻る。
 細ぉ〜い裏道へ入ると何とも情緒たっぷりのしなびた小路が沢山ある。
 でも、食べ物屋は全然なくて飲み屋ばっかり!(^○^;)

 土生港の近くまで行くとサティがあった!(笑)
 ぐるっと道を変えて戻り始めたら、コンビニと農協のスーパーが向かい合わせに建っていた。
 しかも、両店とも酒を売っている。
 思いっきりブッキングしてるやん!(爆)
 スーパーに入って、缶チューハイでも買おうかと思ったのだが、私が好きなグレープフルーツ・ハイが無い。
 ん〜・・・、半月も居るのだからと思い、1リットル位の焼酎と、1.5リットルのグレープフルーツジュース、2リットルの水とアクエリアスを購入。(笑)



 こんなんを持って歩いていたら足が攣ってしまった!(T_T)
 ん〜、確かに調子に乗って歩き過ぎた。
 丁度、針灸院があったので、飛び込みで診療を受ける。(笑)
 電気針を打った後、低周波治療器と温熱パッドみたいので腰から下を暖めていると・・・ぎゃあ〜!また足が攣った!
 攣っている足や足の指に、更に針が打ち込まれる!痛ぇ〜!!!(T○T)
 結局、1時間以上も治療は続き、明日もまた来るようにと言われた。(^_^;)

 その晩、宿でまた足が攣った・・・

 【続く】

2004/01/16
ハードディスク内蔵DVDレコーダ購入」レポート

【衝動買い】

 どこの家庭でもそうかもしれないが、我が家でも年末から正月にかけてテレビ番組のビデオ録画の頻度が高くなる。
 ところが最近、我が家のビデオデッキの調子が時々悪かった。
 録画したテープを再生すると、ノイズが入ったり、音声が出なくなったりするのだ。
 これは、何度か重ね撮りをしたテープだったり、3倍モードだったりするとなり易い。
 そんな現象がでる度にヘッドクリーニングをしたりしていたのだが、正月の2日にまたもや発生したので急遽思い立って、HDD内蔵DVDレコーダを買ってしまった。(^○^;)

 新聞の折込チラシを見比べると、我が家に一番近い大型家電店のJoshin PitONEのチラシに目が留った。
 SONY製で、HDD容量が160GB、対応DVDメディアが±RW/-R/RAMRDR-HX8¥79,800(更に値引き&ポイント)となっていた。
 早速、店へ行って店員と値引き交渉。(笑)

私:「で、いくらになります?」
店員:「これはお正月特価なので…」
私:「チラシに”更に値引き”って書いてあったよ!」
店員:「え?」と、チラシを確認…「失礼しました」と電卓を叩いて「76,800円で」
私:「76,800えん〜〜〜?・・・う〜む」
店員:携帯電話で何やら話して…「本日限り67,800円という事で」
私:「買った!」(爆)

 ¥67,800というと、ネットで検索した通販最安値+送料と同価格だ。
 しかも、クレジット支払いでOK。
 通販と比べて送金手数料が不要、PitONEのポイントが712円(712P)、クレジットカードのポイント(1.5%)が約1,060円…と、通販最安より更に2千円程度割安の計算になる!\(^○^)/

【長期保証オプション】

 このDVDレコーダにはジョーシンの5年間の修理保証を付けた。
 大体、家電品はメーカ保証が切れた頃に故障するものである。(笑)
 ジョーシンの5年保証は、掛け金が商品によって3%5%に分かれるのだが、パンフレットではビデオが5%であるのに、DVDレコーダはDVDプレーヤ扱いになるのか?キャンペーン中だったのか?知らないが3%だった!(^○^;)
 なので2千円ほどで5年間保証される。
 ジョーシンの保証制度の特徴は、5年間保証額の減額が無く購入金額まで保証される。
 但し、5年間に2回以上の故障が発生した場合は、修理金額の合計が購入金額までとなる。

 購入金額の3%〜5%で5年間保証しているショップは他にもあるが、各店で保証内容が異なる。
 例えばSofmapの特徴は、外来性の事故…例えば破損・火災・落雷・盗難等でも保証※され、1回の修理費用が購入金額以内なら保障期間内何度でも保証、修理引取り無料。
 ※.パーフェクトワランティ:購入金額の3%の場合、ソフマップワランティ(故障時だけの保証)は購入金額の2.5%。
 但し、修理できない損害や全損(修理費が購入金額を超えた場合)は保証額が減額され、2年目:購入金額の50%、以降1年毎に10%ずつ減額となる。

【インプレッション】

 兎に角、HDD内蔵レコーダは録画が手軽だ!
 最近我が家では、録画したテープを長期保存するという事が殆ど無く、1度見ては重ね撮りするのが殆どである。
 そこで、10本で千円未満の特価品を見つけては買うという事をしていたが、いざという時にいつの間にか空きテープが無くなっていて見つからないという状況になる。(^_^;)
 そうした使い方なら、HDD録画はテープを買う必要が無いし、空きテープや見終ったテープを探す手間もいらない。o(^o^)o

 また、HDD録画ならではの機能として、録画中に録画中の番組を最初から再生(追いかけ再生)したり、録画中に他の録画済の番組を見る事(同時録画再生)ができる。
 この機能を最初に使った時はちょっと心配で緊張したが、使ってみるとなかなか新鮮な驚きだった。(笑)

 更に、これはHDD内蔵だからという訳では無いが、RDR-HX8にはEPGという番組情報受信機能があり地上波も番組表が表示される。
 BSデジタルでは番組情報が表示されるが、地上波でも情報配信されているとは知らなかった。
 で、録画予約を行う時に、番組を画面に表示させて選択するだけで予約できるので大変楽である。
 しかも、野球延長対応で、同じチャンネルの以降の番組予約も延長に合わせて自動的に録画時刻がシフトされる。
 そして、HDDに録画したタイトルリストには番組名と日付時刻が自動的に記録されるので楽だし、再生する時の選択も判り易い。

 ちなみに、外部入力を使ったマニュアル録画予約などの場合はタイトルを自分で入力する事になるが、この入力操作は物凄く面倒だ!
 携帯電話の様に数字キーが「かな」とかに対応していればまだ良いのだが、このDVDレコーダの文字入力は画面上の50音をカーソルで指定するという方式なのでメチャクチャ手間である。
 さらに、画面の真ん中に「全クリア」があり、ここを通過する時にリモコンのキーを押し間違えると、それまでにせっかく入力した文字が全て消えてしまう!(T_T)

 ところで、このEPGにはちょっと面白い機能がある。
 それは、キーワードやジャンルを登録すると、関連する番組を自動で録画してくれる「おまかせ・まる録」という機能だ。(^○^;)
 まぁ、ちょっと余計なお世話?的な機能で、実際には私は使った事が無いが。(笑)

 さて、肝心の画質だが、録画モードが7種類もある!(^○^;)
 各々のモードで録画できる時間は下記の通り
録画モード 記録時間 倍率
HDD DVD
HQ+ 21 約0.3
HQ 33 0.5
HSP 51 1.5 0.75
SP(標準) 67
LP 103 1.5
EP 137
SLP 204

 で、実は録画モードを変えても画質の差は殆ど判らなかった!(^_^;)
 これは恐らく、HDD/DVDレコーダの録画方式(動画圧縮方式)の関係だと思われる。
 HDD/DVDレコーダの録画方式はMPEGである。
 この方式は、非常に複雑な技術なので細かい話はできないが、超ぉ〜大雑把に説明すると「画像の移動と変形の差分をデータ化したもの」と言えるだろう。
 そして、録画モードの違いによる画質の差は、静止画では殆ど差が無く、動いている時に差が出る様だ。
 ところが、人間の目は動いているモノに対しては解像度の感覚が曖昧になる。
 この「目の錯覚」は、ビデオ再生などで一時停止(静止)させると画像が流れているのに、再生すると比較的くっきり見える様に感じる事でも確認できる。

 つまり、長時間モードの場合は動きが激しい画像の時に画面全体がザワザワとざわめく感じが強くなる程度で、ビデオテープの様に画質が明らかに悪くなるという感じでは無い
 なので、それほど画質を気にしなければSLPモードでも充分だと言えるが、SP(標準)モードでもHDDには67時間分も録画できる。
 これは、ビデオテープ30本分以上に相当するので、見終わる度に消していく使い方なら充分である。

 DVDメディアも1枚100円程度になっているので、永く保存したい番組はHDDからDVDへダビングすれば良い。
 ちなみに、HDDからDVDへダビングする場合、HQモードで録画したデータは、−Rで4倍速+RWで2.4倍速−RWで2倍速の書き込み速度に対応している。
 (※.テレビ番組を直接DVDへ書き込む場合は当然ながらどのタイプのメディアを使っても1倍速である)

 そして、HDDへの録画が長時間モードである程、元データが圧縮されているので記録されている録画時間に対する書き込み速度が速くなる。
 上の「録画モード別の記録時間」の表を見て貰うと判り良いだろう。
 HQモードでHDDに録画した番組1時間分を−Rにダビングする場合は4倍速なので15分で書ける。
 SPモードでHDDに録画した場合は同じデータ量で2時間録画できるが、DVDに書き込むデータ量は同じなので15分となる。
 つまり、2時間の番組を15分で書けるので、都合8倍速となる。
 同様にSLPモードの場合は、6時間分の番組を15分でダビングできるので最大24倍速となる。

 逆にMPEG方式であるが故のデメリットだが、MPEGは差分をデータ化したものなので、ある程度の時間的範囲を読み込まないと画像とならない。
 これは、早送りの時に影響が出る。
 早送りをした時に、ビデオテープの様に動きが速くなるのではなく、飛び飛びの静止画になるのである。
 なので、早送りを止めるタイミングが掴み難い
 まぁ、この程度は慣れの問題なのだが…(^_^;)

 画質の問題で気になったのは、ハイビジョン放送をモニタするだけで画質が悪化するという点だ。
 このDVDレコーダはデジタルBSチューナーは内蔵していないので、ハイビジョン放送を見る場合はテレビのチューナで受信する事になる。
 で、CMの間だけ録画した番組を見るという場合に、いちいちテレビの入力を切り替えるのは面倒なので、DVDレコーダをテレビからのライン入力にしておいてモニタしながら、録画の再生をしたり止めたりする。
 今まで使っていたビデオデッキも同様の使い方をしていたのだが、単にモニタするだけならハイビジョン画質で表示されていた。
 (勿論、一旦テープに録画すれば画質が落ちるのは当たり前だが…)
 ところが、このDVDレコーダはモニタするだけで、ハイビジョン放送の画質が地上波並みになってしまうのだ。(-_-;)
 DVDレコーダとテレビとはD映像コードで繋いであるののだが、このD映像端子はD2規格(525P:走査線525本プログレッシブ)なので、どうやら何かのフィルターがかかってしまっている様だ。(T_T)

 画質ではないがもう一つ気になる点として、電源を入れてから使えるようになるまでに多少の時間がかかる
 ビデオデッキの場合は殆ど機械的(電気的)な構造なので、電源を入れればすぐに使用できる。
 しかし、このDVDレコーダの場合は、おそらくはパソコンの様にHDDからメモリにプログラムがロードされる…つまり、構造がパソコンに近いのではないだろうか。
 結果、慌てて録画をしようと電源を入れた時には、ロードで待たされ、EPGで番組表を表示して選択する…という操作に結構時間がかかるので焦ってしまうのだ。(^○^;)

 とまぁ、多少の不満が無い訳では無いが、やはりHDD内蔵レコーダは便利である!