第11回:ヒッグス粒子の謎…の前に
ヒッグス粒子が発見されたそうです。
ま、「発見」という言葉が正しいのかは?ですが、
ヒッグス粒子で物資が質量を持つ理由が説明できるのだそうな・・・
ホントに?
ヒッグス粒子の存在が明白になる事で、重力がどの様に伝わるのか?とか、説明が付くようになるのかも知れませんが・・・
そもそも、質量に関する大きな疑問って説明がつくんでしょうかね?
というのは、質量には「重力質量」と「慣性質量」の2つあって、
この2つが同じ値を持つ事は実験から証明されているけど、
何故同じなのかの説明は付いていないのだとか・・・
でも、
でもですね・・・
「重力質量」と「慣性質量」って、同じモノを別の解釈しているだけなんじゃないんですかね?
慣性質量ってのは、物質を加速しようとする時に必要な力ですね。
加速させるために「力が必要」だという事は、
その物質が「加速されない様に頑張る(そこに留まる)力」を持っているって事ですわね。
もしくは「加速しようとする力に反対に働く力」って事ですね。
即ちこれが「慣性力」ってヤツですわね。
で、ある加速度で動かそうとするのに必要な力が、慣性質量が1のものと2のものとでは、2の方が2倍の力が必要な物質ってな事になります。
で、ある加速度で動かそうとするとすると、慣性質量の分の力が反対方向に発生するって訳ですね。
この「加速させる力」は、重力だろうが、電磁波だろうが、直接押そうが・・・「慣性力」は発生しますわね。
一方、重力質量は、
例えば、地球と地上の物体で考えると、
地球と物体が引き合う力ですが、
これは重力加速度1Gの加速度を発生させる力ですね。
で、重力質量が1のものと2のものは、どちらも1Gの加速を与える力の比であって、
2の方が2倍の力で引っ張られるから地上では「重さ」が2倍になるんですわね。
っていうか、2倍の力で引っ張られる事を「重力質量が2倍」って言ってるってことですね。
で、1Gの加速を与える力なんですから、重力質量が1でも2でも、1Gの加速度で(下へ)落下する訳です。
すると、反対方向(上へ)1Gの加速度で「慣性力」が働くから、自由落下する物体は上下の力が釣り合って「無重力状態」になる訳ですね。
つまり、物質に働く万有引力(重力)の加速度が慣性力と釣り合っている訳ですが、
これは、地上の1Gだろうが、月の上だろうが、太陽の近くだろうが、
何Gで加速しても、慣性力は反対方向に等しく働くって事です。
更には「加速させる力」が、重力だろうが、電磁波だろうが、直接押そうが・・
加速が強ければ強いほど、反対方向へ働く慣性力も強くなりますよね。
これは、クルマの加速時に感じる加速Gとかで感覚的に体感する現象です。
加速が2倍になれば、反対方向へ働く慣性力も2倍になるし、加速が10倍になれば慣性力も10倍になります。
つまり、慣性力は、与える力(加速度)に等しくなるんですから、
加速するのが重力だろうが何だろうが、等しくなるんじゃないんですかね?
【続く】