- 2007/06/03
- 「YAMAHA FJR1300AS 07モデル」
クラッチレバーが無い電子制御クラッチ装備のFJR1300が入荷!
先日の富山ほたるいかツーリングでちょっと乗ったFJR1300の次期モデルである。
以前このコーナーでFJR1300APを掲載した時にも書いたが、面白い装備が満載されている。
全体的なスタイルは、前モデルと大きく変わらないが、フロントマスクがシャープになった印象だ。
これが電子制御クラッチの証…クラッチレバーが無い!(^○^;)
オートマチックのスクータでも、左側にはブレーキレバーがあるので、左側にレバーが存在しないというのはとても奇妙な印象を受ける。
黄色い○の中が、シフトアップ・ボタン。
こちらがシフトダウン・ボタン
足で操作する通常のシフトペダルも付いていて、切り替え式になっている。
ツーリングで一番辛いのは渋滞にハマった時のクラッチ操作だと私は思うが、そんな時にこの自動クラッチは威力を発揮すると思う。
しかし、オーナーに聞くと、意外な不具合があるという。
自動クラッチはオートマチックでは無い
つまり、変速時にクラッチを操作する必要は無いが、あくまでも変速は手動なのだ。
従って、発進する時にはローギヤに入れておかなければならない。
ところが、停止してしまった後にギヤチェンギをしようとすると出来ない時があるそうなのだ。
つまり、停止する前にローギヤまで落とさないと発進できなくなるのである。
自動クラッチなので、例えば3速のままでもなんとか発進はできるそうだが、それは3速の半クラッチで発進する様なものである。
慣れの部分もあるのかもしれないが、これは結構不便だと思われる。
非常クラッチOFFスイッチか何かでギヤチェンジが可能になるような改善が必要だと思われる。
驚き機能の第2弾!(笑)…は、可変ライディングポジション!
ハンドル位置が前後に3段階11mm、シート高が上下に2段階20mm可変できる。
その為、タンクにはシートの逃げの為のえぐれがある。
また、ライダー側とタンデム側のシートは分離されている。
3つ目は、可変ミドルカウル
サイドカウルが巾方向に30mm広げる事が可能。
←こちらが広げた上体。
←こんな感じにサイドカウルが広がった状態で固定できる。
前モデルから電動可動式スクリーンであったが、可動範囲が80mmから130mmに拡大された。
富山ほたるいかツーリングでも、この大型スクリーンが抜群の威力を発揮していたが、可動範囲が拡大して、見た目で効果が大きくなっているのが判る。
グリップヒーターも標準装備(FJR1300ASのみ)
面白いのは、タンデムステップの後方に付いているこのパネル。
かかとがマフラーに触れない様にカバーしているらしい。
リヤホイールに空いた大きな穴!(^○^;)
中が丸見え!(爆)
走行時の瞬間燃費や平均燃費、外気温度などまで表示する液晶パネル!(^○^;)
前モデルと比べて変わったのは、シフトリンケージ辺りを覆うカバー(黄色の○内)が追加された。
右側は殆ど変わっていないが、ロアカウルが若干延長された様に見える。
それにしても…前モデルも同じだが、オイルエレメントが交換しやすい所に付いていていいなぁ〜!
(オレンジの○内)