二輪車安全運転大会体験記
2005年07月03日
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二輪車安全運転県大会に出場するのは昨年に続いて2回目。
昨年は、新発田地区(新発田以北)の一般Bクラス(400cc超)の練習参加者が私を含めて3名と少なかった事もあって、ご厚意で個人エントリーさせて頂いた・・・という感じだった。
しかし、今年は参加者が多いので、新発田地区の練習には参加したものの県大会には出られないと思っていた。
ところが、昨年は10名(団体2チーム8名、個人2名)だった県大会出場者が、今年は何と17名(団体3チーム12名、個人5名)という大エントリーとなった!(^○^;)
県大会の出場者合計が50名だから、何と3分の1以上が新発田地区の出場者という事になる。(^_^;)
それでも、昨年は団体出場が新潟2チーム、新発田2チーム、三条2チームの3地区だったのに対して、今年は新潟1チーム、新発田3チーム、新津1チーム、三条1チーム、長岡1チームと5地区からエントリーされ賑やかな雰囲気となった。
ところで、昨年は県大会の数日前にブレーキングの練習中に転倒してしまった。
幸い、ゼファーは翌日の練習までに修理が間に合った。
そして・・・今年も、大会の数日前にエンジンが突然不調になってしまった。(T_T)
全くアイドリングが効かずにアクセルを戻すとエンストしてしまう。
シリンダが1本爆発しておらず、回転を上げてもエンジンがバタついて力が無い。
修理に出したところ、ガソリンタンクのサビがキャブレターに詰まってオーバーフローしていた。
実は、一度同じ症状でキャブの分解掃除をして、燃料ホースにフィルターを入れて貰っていたのだが、サビが細かくてフィルターを通過してしまっていたらしい。
で、今回はキャブのオーバーホールとタンクのサビ取りも行う事にしたのだが、それを行うには2〜3日かかるのである。
結果、整備が上がるのが大会前日の夜という事になってしまった。(^_^;)
さて、肝心の私自信の状況だが…(笑)
昨年は、ブロックスネークが全然ダメだったのだが、今年もやっぱりブロックスネークが苦手だった。
ブロックスネークの前に行くと、ブロックが「踏まないでくれぇ〜!」と私に語りかけてくるのである。(爆)
【大会当日、最後の練習】
そんな状況がやっと変わったのは大会当日の朝の最後の練習の時だった。
タンクの後端に膝を乗せるような感じに挟み、体重を前方にかける事で、バイクのふらつきが収まって安定してブロックの上を通ることができた。
で、2回連続でクリアできた!\(^○^)/
規定のタイムは満足できないものの、取り敢えず全ての課題を何とかクリアできそうな感触が掴めた。
ところで、最近、ツーリングにゼファー750の後ろに奥さんを乗せてタンデムで参加しているHさん。
掲示板ではゼファー250さんというハンドルネームで投稿して頂いている。
彼も、今年から安全運転大会の練習に参加していて、県大会へも個人エントリーしていた。
ところが、彼のゼファーも大会数日前にクラッチが壊れて、こちらは大会までに部品が間に合わなかった。
一時は大会出場辞退を考えたそうだが、何と、栄輪堂がZ1(900 スーパー4)を貸し出したのである!(@_@;)
中古車とは言え、売値が100万円を超える高価な旧車である。
これで大会に参加しようというHさんも凄いが、貸し出すほうも貸し出す方である!(爆)
いくらゼファーの初代ご先祖とはいえ、19インチのスポークホイールに3.25インチの極細タイヤでは、操縦性は別物でしょう。(^_^;)
しかも、ゼファー750より30Kgも重いし…
そんなZ1を軽々とスラロームさせてますなぁ〜(^○^;)
昨年は団体チームにエントリーされていながら大会直前の怪我で欠場となってしまった道草Gさん。
今年はリハビリを兼ねて?個人エントリー。
【県大会本番】
20歳未満クラス(125cc以下)の個人エントリーは、昨年は1名だったのが今年は5名と若い参加者が増えて賑やかになった。
なかには、ヘッドライトが無い原付のレプリカで参加している選手もいて(爆)、これがなかなかの活躍を見せてくれた。
元々、原付は車体が小さいことから、スラロームなどのタイムを競う課題は強い(速い)のだが、バンクを深くするとすぐに接地するのが欠点なのだ。
しかも、今年のコーススラロームはターンが浅い高速ラインとなっていて原付殺しと囁かれた。(^○^;)
そんななかで、レプリカはバンク角が深いので思い切った走行を見せてくれた。
コンビネーションスラロームでは、全クラスを通して最高タイムを叩き出したそうである。(^_^;)
先ずは白バイ隊員による模範走行。
流石にプロ?は安定感が違う。
コーススラロームは白バイの走行タイムを元に規定タイムが決まる。
観ているとスムーズな走行で、それ程速い様に見えないのだが…速いのである。(^○^;)
不思議なもので、巧い人ほど時間が進むのが違うのである。(爆)
一本橋やブロックスネークなど”○○秒以上かけて渡る”競技は時間が早く進んで、何気にすっと渡るのにタイムは充分長い時間になる。
逆にスラローム系の速く走る競技では、ゆっくり走っている様に見えるのにタイムは短いのだ!(爆)
さて、いよいよ競技開始。
昨年は一般Aで優勝して全国大会に出場したwatanabeさんのコーススラローム。
今年初参加ながら、一般Aで団体チームのメンバーとなったMくん。
団体メンバーに選出された後、仕事の都合で練習に全然参加できなかったのに、難なく課題をこなす辺り流石である。
同じく今年初参加のIくん。
スラローム系のタイム競技ではMくん以上のタイムを叩き出していた。
ちなみに、この写真に良く似た写真が広報しばたの表紙を飾っていた。(笑)
昨年は、一般Bで優勝し、全国大会に出場した、わが師匠の亀吉さんのブロックスネーク。
師匠には自分が走るライン取りが見えるそうなのだ。(^○^;)
私がその域まで行けるには、あと何年かかるやら…(笑)
ゼファー250さんのブロックスネーク。
前日に借りて初めて乗った旧車でブロックスネークができるなんて・・・・(^○^;)
Oちゃん姉妹のお姉さん。
バンク角も深めで流石に気合が入っている。
ちなみに、彼女は女性クラスで優勝して全国大会に出場する事になった。
Oちゃん姉妹の妹さん。
彼女は準優勝。
この姉妹二人で、団体戦も個人も、優勝と準優勝の賞品を総なめにしてしまった!(^○^;)
さて、私はどうなったかと言うと・・・
コンビネーションスラロームは今までずっと1速で走るように指導されていたのだが、今年の大会は2速じゃないと減点!という事が急遽判明した。(@_@;)
で、競技が始まった後、私の出場前にウォーミングアップゾーンで2速でのスラロームを練習していた。
と、その時、何と!転倒してしまいましたぁ〜!(@_@;)
右ウィンカーレンズが割れた。
幸い、電球は割れていないので点灯するので、出場は可能。(^_^;)
ミラーが緩んでしまったので、クルクルと回してねじ込んだら・・・・鏡が前を向いてしまいましたぁ〜!(爆)
競技で発進する前にミラーの位置を直すマネをするのだが・・・流石にミラーが前を向いていては不味かろぉ〜!(^○^;)
で、止めナットを手で絞め込んで位置を合わせた。
メーターが内側に大きく曲がって、パイロットランプのカバーがひしゃげた!
・・・・にしても、メータが路面を擦ったという事は・・・・・(@_@;)
ヘッドライトも外れそう!
押し込んでも戻ってしまった。
ヘッドライトステーも曲がっている。
エンジンガードがクランクケースに貼り付いていたので、足で押し戻した。(^_^;)
エンジンガードの下部分だけでなく上の方まで路面と擦った痕が・・・
と、こんな具合だったのだが、走る分には支障が無さそうなのでそのまま出場する事にした。
のだが・・・
出場直前の転倒で、やはり精神状態は平常では無かった…(^○^;)
もっとちゃんとチェックするべきだったのだ・・・
後で気づくことになるのだが・・・左の写真は出場直前のものである。
向かって右側の○の中のクラッチレバーの角度と比べると、ブレーキレバーの角度が極端に違っているのが分かる。(^○^;)
こんな状況さえ気づかないほど気が動転していたのだろう。(^_^;)
坂道レムニーは何とかクリアして、法規走行もそれなりにこなし、コンビネーションスラロームも2速で何とか走りきった。
次は、昨年練習で大転倒して本番でもメタメタだったブレーキングだが、今年は規定の2mほど手前で余裕で止まれる様になっていて自信を持っていた。
で、ブレーキレバーを握った瞬間!
げっ!突然右側にコースアウトぉ〜!(@_@;)
転倒こそ免れたがフル減点!(T_T)
なまじ自信があっただけに、突然の出来事に放心状態となってしまった・・・
続いての応用千鳥は何とかクリアしたものの、頭の中は真っ白!(爆)
んで、昨年に続いて今年もブロックスネークで脱落ぅ〜!(T_T)
←この写真でも分かるが、ブレーキレバーが下向いているし!(爆)
コーススラロームは何とか走ったものの、何となくフロントホークが曲がっているような違和感を感じながら走った。
後で判ったのだが、ハンドルも曲がっていたのである。(^○^;)
という事で、結果は今年もメタメタ!(^○^;)
滝の様に流れ落ちる汗と、脱力感で落ち込んでいたら・・・何と、テレビカメラがやってきてインタビューを申し込まれた。
とてもそんな気分じゃないので断った。
横にいたゼファー250さんがインタビューに答えていたが、彼は高速道路オートバイ二人乗り安全運転講習会に参加した時もテレビに映っていたので、テレビと縁が深い?(笑)
さて、大会結果は、団体戦の1位〜3位を新発田チームが独占!(爆)
いかに巧くメンバーを3チームに配分したかって事ですな!(笑)
で、個人別の優勝は、一般Bだけが新発田メンバーでは無かった。(^_^;)
一般Bの優勝は三条のKさん。
Kさんには、NACライディングスクールでもお世話になっていて、免許センターでの練習で新発田の指導員と間違えてしまった人である。(*^^*;)
っつ〜か、彼が出場するのは殆ど反則に近い!(爆)
【白バイ特練隊の妙技披露】
結果発表までの間に披露される白バイ特練隊の妙技であるが、これは一見の価値ありである。
超狭いパイロンすり抜け。
←画像をクリックすると動画が再生されます。
3台連なってのパイロンスラローム、迫力である!
ま、これを見ると白バイから逃げ様なんて気は失せる。(爆)
←画像をクリックすると動画が再生されます。
トライアル車でのウィリー
ジャックナイフ
タイヤ乗り超え
ジャンプ
【あわやR1000でも転倒?!】
さて、大会も終わり、ゼファーの修理もあるので栄輪堂へ行った。
で、ゼファーを置いてGSX-R1000で帰る事にした。
何気に店を出て右折するのに右にバンクしてアクセルを開けようとしたら・・・
げ!アクセル回せないしぃ〜!(@_@;)
転倒で手首を痛めていたのだが、ゼファーでは問題なかったし、R1000でもハンドルがまっすぐの状態では問題なかった。
しかし、ハンドルを右に切った状態だと、それ以上手首が返らなかったのだ!(T_T)
店の前で、いきなりコケてはシャレにならん!(爆)
とっさに右肩を下げて右腕全体でアクセルを回した。
ヴァオゥ〜ン!
思った以上にエンジンが吹けて、暴れようとするバイクを必死に押さえ込んだ!(^○^;)
何とか体勢を取り戻し転倒は免れた・・・
いやぁ〜危ねぇ〜危ねぇ〜(爆)