闘病日記シリーズ第2弾 (笑) 「悪夢の血尿治療

07/14(金曜)
夜の11時頃、さて寝ようかとトイレに行ったら突然真っ赤な血尿が・・・(@_@;
痛くも何とも無いのだが、まるっきり鮮血の様な奇麗な?尿が出た。
奥さんに言ったら「歳だからねぇ」で済まされてしまった。(ToT)
07/15(土曜)
朝起きてトイレに行ったら、透明な尿が出た。
昨夜の事は夢なのか・・・?
痛くも何とも無いし、土曜日なので取り敢えず「PCショップ…」の価格調査に出かける。(^_^;)
TwoTop→Sofmap→YAMADAと回って、最後のT.ZONEでトイレに入ったら、げっ!…今度はかなり黒ずんだ血尿が。(@_@;

新発田に帰ってから、Wクリニック(内科)へ。
土曜の午後に診察しているという奇特な?医院である。(^_^;)
エコー検査の結果、特に問題ないという事で、念の為に泌尿器科で検査を受けることを奨められW泌尿器科を紹介された。
これが悪夢の始まりである。(爆)
07/17(月曜)
相変わらず痛くも何とも無いのだが血尿が止まらないのでW泌尿器科へ行く。
先ずは膀胱鏡検査を受けたのだが、これは辛い!(ToT)
下半身すっぱだかで、分娩椅子?みたいなのに座らされて局部麻酔を腰に打たれ、尿道にも何やら薬剤を注入される。
しばらくしてから膀胱を洗浄されて、やがて膀胱鏡を挿入されるのだが、これが痛い!(ToT)
膀胱鏡検査が終わると造影剤を打たれてレントゲン撮影。

検査の結果は「特発性腎出血」と言って、簡単に言うと異常なし。(^○^;
「若い人がなりやすい」と言われてちょっと嬉しい。(爆)
風邪や疲労で起こるそうで、学生がハードトレーニングで血尿が出るというのと一緒との事で一安心。
で、止血剤などの薬を処方されて1週間様子見という事になる。

ところが、それまでは自覚症状全く無しで、痛くも何とも無かったのだが、膀胱鏡検査は最悪!!!
丸一日、放尿の度に激痛に襲われる。(ToT)
07/18(火曜)
一晩明けて放尿の激痛からやっと解放される。
止血剤で固まった血液が尿管に詰まると痛みが出るから水分を充分取るようにと言われたので水分を多く取っていたのですが、出血が少なくなると共に尿の量が減ってきて、お昼を過ぎたら右の腰の辺りが激痛に襲われる。(ToT)
出血している方の腎臓の辺り(腰の少し上)を手で触るとポコンと張っている。
どうやら尿管が詰まったらしいので、職場を早退して病院へ行くと午後休診…(ToT)
しかし、クルマを運転している時に、急に痛みが無くなって楽になり、張りも無くなったので、詰まった固まりが抜けた様だ。(^_^;)
で、尿が良く出るようになると共に、また出血が…

医者の話だと、腎臓の出血は止まりにくいので、飲み薬で駄目なら注射、それでも駄目なら挿管して患部に直接薬を入れる…とか言っていましたが、どうも私の場合は薬が効きすぎている様だ。
体中の末梢血管が詰まっているみたいに、手足がだるい。
07/19(水曜)
火曜の深夜…というか12時を過ぎているので19日、夜1時頃から、尿が出ないわ、苦しいわ、顔面から脂汗が吹き出て、吐き気がして吐くわ、寝てても起きても座っても辛い状態が続く。(ToT)
激痛という痛みでは無いのだが兎に角苦しい、辛い。
深夜3時位に消防(救急)に電話して、夜間診療している所が無いかと聞いたら県立病院に電話して相談する様に言われる。
県立に電話したら当直医が皮膚科なので処置できないと言われて、仕方なく診察に行ったW泌尿器科に電話する。
電話にはW医師の奥さんが出て、旦那がどんなに疲れているかってな話を延々聞かされる…(-_-;)
で、「どうしても朝まで我慢できなかったら…ごにょごにょ(←何て言ったのか良く分からなかった)」と言われて電話を切られる。

5時頃まで頑張ったのだが、もうどうしようもなくってW泌尿器科へ行き「夜間受付」の呼び鈴を押して待っていたら、裏の方から奥さんが出てきて、また延々と旦那が疲れているという話を聞かされる…しかも外で。
3時に電話されてから、私も主人も寝ていないんですよっ」と怒られ・・・(起きているなら診察しろよ〜!
自分で運転して来たのだったら急患じゃないですね」「本当に具合が悪ければ救急車呼ぶでしょ」と言われ、しまいには「あなたは不安なだけなんです」との診断!?(おまえは医者かぁ〜!←実際、看護婦ですら無いらしい)

取り敢えず、診療開始まで中で待たせて欲しいと頼んで待合室に入れてもらう。
椅子に横になっていたら医者が起きてきた。
で、症状を説明したのだが、脂汗や吐き気を訴えたら「それは泌尿器科じゃない」と言われた。(-_-;)
エコーで膀胱を調べて「膀胱に尿が無いから出ないのは当たり前だっ!」と怒られた。
水をガブガブ飲んでいるのに膀胱に尿がないから異常なんだろぉ〜!?
「尿が殆ど出なくて、ちろっと出ても出血がない」(だから詰まっているのでは?という意味で)聞いたら「出血が止まったのならならいい事だろ!何が不味い?」と言われる。
それを診断するのが医者じゃないのかぁ〜!?
で、「もし、腎臓が詰まっていたら?」と聞いたら「それなら病院へ行くしかない」と言われた…
ここはどこなんだぁ〜?

結局、診療時間になったら県立に紹介状を書くから、それまで待てと言われて、医者は診察室のベットで休むようにと言ったのだが、またまた奥さんが話に割り込み「家に帰った方がいいんじゃないの?ね」とか言われたのでキレてしまった。
「これ以上、こちらに居ても嫌みを言われて腹が立つだけですから帰ります」と言ったら奥さんもムキになったので口論になった。(爆)
で、喧嘩している場合では無いので、「夜中に起こして申し訳ございませんでした」と言って帰った。

家に帰ったら、医者から電話が来て「詰まっている可能性があるから県立に行った方が良い。紹介状を書くから8時半に来るように」と言われた。
7時50分位に病院に行ったのだが、だんだん痛みが強くなって来て、8時半にはどうしようもない状態になっていた。
看護婦が慌てて医者を呼んで、痛み止めを打たれて、看護婦二人に付き添われて車で県立病院に転送される。

県立では点滴を打たれて、痛み止めが効いたのと相まって楽になって尿も出てきたが、相変わらず血尿ではなかった。
しかし、県立の医者も全く診察をせずに「脱水」と診断してお終い。
脱水ぃ〜!?…2リットル入りのペットボトルを枕元に置いてあるのに気づかないかぁ?
「脱水って…どれ位の水を飲めばいいんですか?」と聞いたら「普通に飲めばいい」と言われたので「普段の倍以上ガブガブ飲んでいます」と言ったら「点滴したら尿が出ただろっ!」と言われた。
そりゃあ2本も点滴打たれりゃ片側が詰まっていたって出るだろうよっ!?
で、24日(月曜)にCT検査、26日に診断という事で帰された。

仕方が無いので、アクエリアスや麦茶を1時間毎に200cc飲み続けていたのだが、妙な事に気づいた。
冷たく冷やした飲み物を一気のみして腎臓の辺りがひんやりすると痛みが薄れるのだが、暖かい飲み物を飲むと痛みが増す。
う〜む、これは水分量の問題じゃないなぁ…
07/20(木曜:「海の日」で祭日)
仕方がないので、冷たい飲み物を、夜中も1時間毎に飲み続けて居たのだが、朝の5時位から胃の右側と下腹部も痛くなってきた
しかも、冷たい飲み物を吐きそうに成る程に飲み続けているので食欲も無いし、食事をしなければ薬が飲めないから無理して食べると更に腹が痛くなってくるし…

お昼頃には、胃が痛くてどうしようもなくなったので、県立の休日診療(救急受付)へ行く。
検温をしたら38度を超えていた
そう言えば、前日も熱があったのだが、W医院の待合室がエアコンで寒かったのでそのせいで風邪を引いたのかと思っていた。

診察を受けている最中に救急車が急患を運んできて、「このベットを使うから起きて」と言われて起きたら、医者も看護婦もそっちの措置にかかった…私はただ呆然と立ちつくして「どうすればよいの?」状態。(^○^;

結局、急患の措置が終わってから「炎症を起こしている可能性があるので明日の朝、泌尿器科で診察を受けるように」と言われて抗生物質を処方された。

この日は38.5〜38.7度の熱が続いたのだが、アイスノンで腰(腎臓の辺り)を冷やすと楽になる事を発見。
夜の10時頃、(医者曰く)→「ミミズの様なモノ」…が、尿と一緒に排泄された。
これで随分楽になり、3日ぶりに夜10時〜朝5時までぐっすり眠れた。(^_^;)
朝になると、37.4度まで熱も下がって楽になっていた。
07/21(金曜)
県立に診察に行く。
看護婦に「どうされました?」と聞かれて「昨日、救急受付で診察を受けて」と説明したら「え?一昨日でしょ?」と言われて、「昨日も休日診療を受けたんです」と言うと、やっとカルテを見て「あ、ほんとだ」とか言って慌てて処理を始めた。
カルテ見ろよ〜!

医者にもまた「どうしました?」と聞かれて、キレそうになった!
一昨日私を診察(してないけど)した医者である。
昨日の救急医のカルテも回ってきている。
なのに「どうしました?」って何なんだ?…(救急医が診察を受けろと言ったから来たんだよっ!

一通り説明し終わったら、「熱は出ましたか?」と聞かれた。
今、熱があったって説明したばっかりだろぉ〜!人の話を聞かないなら最初から聞くなっ!
カルテを見ない、人の話を聞かない、診察しない…おまえは何なんだぁ〜!

医者:「入院しますかぁ?
はぁ〜?「しますかぁ?」って、気のない嫌みな言い方は何なんだぁ?
私:「しないと不味いんでしょうか?」
医者:「我慢できないほど容態が悪いんなら入院するしかないでしょ」…(はぁ〜?
私:「それは、月曜のCT検査まで我慢できるか?という意味でしょうか?」
医者:「そうです」・・・(月曜のCT検査までは意地でも診察をしないってかぁ〜?

私:「今の状態なら大丈夫ですけど、この状態が続きますか?」
医者:「そんな事は分からない」 ・・・(-_-;)
私:「取り敢えず、今の容態なら入院する程じゃないです」
医者:「じゃあ、救急で処方された薬を飲んでいてください」
われぇ〜!カルテを見ろヨ〜!救急では、翌朝までの分しか処方してないゾっ!
07/24(月曜)
CT検査の日である。
予約の時刻通りに始まって10分で終わる。
点滴の針とチューブの先にデカイ注射器が機械にセットされる。
何度かスキャンした後に、「造影剤を注入します」という合図で、機械で一気に注入される。
腕から胸→腹→肛門まで、一気に熱いモノが通り抜ける。(爆)
で、1回スキャンして終わり。
部屋の隅のカーテンの蔭で身繕いしている内に次の患者がベットに案内された。
全くの流れ作業である。
07/26(水曜)
CT検査診断の日である。
CT画像を前に、医者が「全く異常なし」と言った。
医者:「もう、どこも痛くないでしょ?」
私:「重苦しい痛みは無くなったが、時々痛む。我慢できないほどの痛みではないが」
医者:「あ、そ、具合が悪くなったらまた来てください」
だぁかぁらぁ〜!ひとの言うこと無視するなら聞くなよなぁ〜!) 

と、まぁ、異常なしで一件落着と相成ったのだが、教訓が残った。(笑)

・泌尿器科医院は病院ではないので、本当に具合が悪い場合は病院へ行く事。
・病院は、命に関わるような重病 重傷でない患者は検査の日まで診察も受けられないので、本当に具合が悪いときは救急へ行く事。

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