2003/04/13
急行バスの謎

 昨夜は某オフ会(飲み会)だった。
 会場は新潟市内、柳都大橋を新潟島側に渡って左手方向へ少し行ったあたり。
 公共交通機関で行くには少し不便な所だ。

 なので、本来なら奥さんのクルマで送って貰うところなのだが、現在ちょっとした事情で奥さんのクルマがない。(笑)
 奥さんは私のクルマを運転できない。
 で、公共交通機関でオフ会場まで行く事になった。

 当初は、我が家から最寄のバス停まで歩き(徒歩5分)、バスで新発田駅まで(150円)、新潟までJR(480円)、バスで新潟駅から礎町まで(180円)、そこから会場まで徒歩…というつもりだった。
合計:810円)…何故運賃が?(笑)、それは後ほど。
 ところが、出かける間際に「駅まで行くバスの時刻はアテにならないから、急行バスで新潟まで行った方がいいよ」と奥さんに言われた。
 急行バスの時刻まで10分くらいだったので丁度良いと思って、バスで新潟まで行くことにした。

 新潟行きのバス停に着いたのはバス時刻の1分前だった。
 バス停に書かれている時刻表を見ると…土日の急行新潟行きは私が乗ろうとしている17時13分最終だった。(^_^;)
 で、バスが来たのは定刻の1分遅れくらいだったろうか。
 まず驚いたのは、バス停で待っていたのは私一人、そしてバスの乗客は二人で、乗客総員3名!(爆)
 この大型路線バスは3名の乗客を載せて新発田から新潟まで走るのだ!(^○^;)
 最終便が17時13分というのも頷ける気がした。(笑)

 バスに乗って次に驚いたのは…運転席の後ろに途中停車するバス停が書かれているのだが、新発田(始発)から泰平橋を越えるまで(運行距離の70%強)が「各停留所に停まります」なのだ!(^○^;)
 どこが「急行バス」なんだぁ〜!?
 しかし、このバスが確かに「急行」であることが後に判明する。(笑)

 郊外へ出るまでに1人乗ってきて2人降りて乗客は私を入れて2名になった。(笑)
 乗客が僅か2名、そして次々に到着するバス停に待ち人はおらず、次々にノンストップで通過する。
 結局、雨降りの夕刻でありながら新発田から30分で泰平橋を越えてしまった!(^○^;)

 しかし、それだけなら「各停留所停車」の普通便でも同じ条件である。
 急行バスと普通バスの違いは新潟市内の市街地に入ってから出てくる。
 市街地に入ると流石にバス停の待ち人が増えてくる。
 そして、急行バスは新潟市の市街地で停車するバス停が少ないのだ!
 結局、終点の「バスセンター前」(実際には東大通側、ダイエー前)に着いたのが18時10分頃(所要時間1時間弱)だった。
 これなら、バスとの乗り換えや待ち時間を考えればJRを使用するのと遜色ない
 実際、乗ろうと思っていた電車の新潟駅着時刻は18時33分である。

 更に、いつからだったか記憶に無いが、バス料金には「上限運賃600円」(試験運用)が導入されているので新発田〜新潟間のバス運賃は600円である。
 上の方に書いたが、JRを使用した場合、駅までバスを使用すると我が家から新潟駅までで合計630円かかる事になり、バスで新潟直行の方が安いのである。
 ところで、バスセンター前から礎町まで1区間(万代橋を越えるだけ)でもバス運賃は180円なので、そっちは何だか妙ぉ〜に損した気分である。(笑)

【オフ会】

 さて、礎町のバス停で降りて、そこから歩いたのだが、会場には18時30分には着いてしまった。
 オフ会の開始時刻は19時なので、30分も余裕ができてしまった。(^○^;)
 そこで、オフ会場の近辺をうろついてみた。(笑)
 この辺りは、柳都大橋の開通に関連して道路整備が進んでいる様だ。
 元がどんなだったのかは知らないが、周りの町並みに不釣合いな整備されたばかりの大きな道路が通っていて、恐らく大きく様変わりしたのをうかがわせる。

 しかし、小路1本入ると、そこは下町情緒を感じさせる町並みだ。
 「コンピラ通り」と書かれた小路には真っ赤な鳥居がある金毘羅神社があり、鳥居をくぐると、土蔵や本堂など何だか狐に取り付かれそうな雰囲気がありながら、すぐ脇には住宅が密集していたりする。
 この小路をほんの数件先まで行くと銭湯があった。
 通りに面してコインランドリーがあり、その横の狭い小路の奥に銭湯の入り口が見える。
 視線を空に向けると、確かに煙突も見えた。

【帰りもバスで】

 さて、新潟行きのバスで気を良くして(笑)帰りもバスを使うことにした。
 新発田行きの最終便はバスセンターから22時丁度である。
 で、オフ会を21時40分においとましてバス停まで歩いた。
 礎町のバス停に着いたのが21時50分頃
 バス停の時刻表を見ると「2分〜6分間隔で運行」となっていた。
 バスセンター前まで1区間で万代橋の向こうにはダイエーが見えるので歩いても良い距離なのだが、最悪でも6分待ちなら何とか間に合うだろう…と思っていたが、バスはなかなかやって来ない。
 やっと来たと思うと系統違いで素通りして行ってしまう事2回!(-_-;)
 まぁ、最悪間に合わなければ、そのまま新潟駅まで行けば22時13分発のJR新発田行きには間に合う。

 結局、バスに乗れたのは21時55分微妙ぉ〜だぁ!(^○^;)
 信号待ちが物凄く永く感じる!(笑)
 バスセンター前の停留所に着いたのが21時57分、新発田行きの発車時刻の3分前だ。
 半ば反射的にバスを降り(笑)、万代クロッシング(地下道)の階段を駆け降り「あと3分で出入り口が閉鎖されます…」という様なアナウンスが流れる中、ダイエー側の階段を駆け上がる。(笑)
 ダイエーの脇の通りを駆け抜け、バスセンターの一番向こう側にある新発田行き1番乗り場に着いたのが21時59分!(爆)
 日ごろトレーニング・ジムでランニングをしていて本当に良かった!
 そうでなければ、途中で足が攣っていたか、息が上がって走りきれなかっただろう。(^○^;)

 バスは定時に発車したが、発進してすぐに「この運転手、妙ぉ〜に飛ばすなぁ」と感じた。
 出発の時点ではそこそこの乗客が乗っていて、市街地では途中のバス停から乗ってくる客もいたが、郊外になると乗客は再び私を入れて2名になってしまった。
 運転手はますますスピードを上げ、バスは雨の夜道を飛ぶように走っていく!
 しまいには、次の停留所案内のテープ音声が間に合わなくなり、バス停を通り過ぎてからアナウンスされるようになった!(爆)
 そして、新発田の市街地に入る辺りで珍しく?バス停に人が待っていたのだがスピードが速すぎて?バス停をオーバーランしてやっと停まった!(^○^;)

 その後、テープの案内がおかしくなってしまい(笑)、2つ先の停留所になったり、通り過ぎてしまったバス停の案内になったり、メチャクチャになってしまった。
 もはや車内アナウンスは全くアテにならなくなったので、雨の中の夜景を目を凝らして眺めながら「次降ります」のボタンを押さなければならなかった!(爆)
 結局、我が家の最寄のバス停に着いたのは22時48分!
 22時13分発のJRが新発田に着くのと同じ時刻であり、電車より早く我が家に帰り着く事ができた。(笑)