2006/04/02
ヴィッツインプレッション」【第3回】

 クレジットカードのポイント・キャッシュバックの通知が来た。

キャッシュバック通知 今回はキャンペーン割増しが1.2倍と少なかったが、金額的にはまぁまぁといったところだった。
 ちなみに、前回はオールトヨタ特別商談会キャンペーン割増しか何かで、確か1.5倍だったと思う。

【任意保険の謎】

 3年前、我が家の長男のクルマを買った時に、任意保険を何とか安く済ませたいという事で…
 私のクルマの任意保険の年齢限定を解除して車種変更を行い、私のクルマ用に新たにネット系のリスク分散型保険に入った。
 詳細は「自動車任意保険の謎」(2003年5月3日掲載)

 今回、この保険会社から保険料値上げの通知が来たので、再度調べて見ると・・・
 な、何と、家内と息子用に入っている保険会社に切り換えた方が全然安い事が判った!(^○^;)

対人無制限、対物1000万、搭乗者1000万(割引:10等級)
保険会社 保険料 条件
某ネット系リスク分散型保険 ¥37,330 本人限定、ゴールド免許、通勤使用、セカンドカー
某共済系 ¥26,590 複数契約、新車割引き、運転者限定35歳以上、ABS

 金額で1万円余り、率で30%近く安い!\(^○^)/

【ヴィッツ】

 さて、肝心のヴィッツの話だが・・・(笑)

エンジンルーム ボンネットを開けてまじまじと眺めてみた。(笑)
 手が入る隙間も無いほど詰め込まれているかと思えば、エンジン前方、グリル・ラジエターとの間隔は意外とあったりする。
ダイレクト点火 プラグはダイレクト点火。
インテークマニホールド 驚いた事に、インテークマニホールド樹脂製だ!(^○^;)

 電動パワステ軽すぎず、適度に手ごたえがあって私好みだ。
 ヴィッツに慣れてからカローラに乗ったらハンドルが軽すぎてきょろきょろして怖かった!(笑)

 ABSも効き過ぎず、塗れた路面での急ブレーキでもガシっと止まるので、これまは私好み!o(^o^)o
 ただ、凍結路で何気にブレーキを踏んでリヤが流れた時は、本当にABS付いているのか?!…って思ったけど。(^○^;)

【燃費の謎】

 CVTは無段変速なので、何速?という事が言えない。
 なので、便宜的に、速度の割にエンジン回転が高い状態を「ローギヤな状態」、速度に対してエンジン回転が低い状態を「OD(オーバードライブ)な状態」と表現する事にする。
 ちなみに、最小の減速比(トルコンオートマのODに相当)は下記の通り。
ミッション形式 車種 最小変速比
CVT ヴィッツ2WD 1300 2.302
ヴィッツ2WD 1000 2.485
トルコンオートマ ヴィッツ4WD 1300 3.045
カローラワゴン 1500 2.516

 ↑この数値が小さいほど、速度に対する回転数が低くなる。
 従って、ODな状態ではCVTがトルコンオートマより低い回転数で走るという事になる。

 さて、エンジンが冷えていてクールランプが点灯している時は、どんなにアクセルを軽く踏んでも時速40キロまではローギヤな状態となり、40キロを超えるとODな状態になる。
 クールランプが消灯しエンジンが温まると、時速20キロ弱からODな状態に入る。

 で、なるべくODな状態を維持して加速する様に気をつけながら走ってみた。
 その結果が…324.3Km22.81リットル、リッター当たり14.2Km。(T_T)
 前回の13.78Kmから0.5Km良くなったが、この差はオーバーサイズのスタッドレスからノーマルに戻した事により見かけの誤差が解消されたに過ぎない。

 つまり、加速のときに回転数を低く抑えるというのは燃費改善にあまり効果が無さそうである。
 回転数を低く抑えて加速すると加速がゆっくりになり、結果的にODな状態で走行する距離の割合が少なくなるという事でもある。

 知人の娘さんがヴィッツの1000に乗っているのだが、彼女のクルマは片道20Kmほどの通勤でリッター当たり20キロ近く、満タンで800Km!近く走るそうである!(^○^;)
 走り方を聞いたら「発進では普通にアクセルをガァ〜!と踏むし、別に気を使ってないよ」との事。(^_^;)

 考えて見ると・・・20キロ以下からODな状態で加速するというのは、実際に変速比がODな状態になっている訳ではなく…
 #時速20キロ以下でODな変速比で走れる訳が無い!(笑)
 エンジンがノッキング寸前なほど回転数が低い変速比になっている訳である。
 しかし、点火タイミング・カムタイミング(VVT)・燃料噴射量・スロットル開度の全てをコンピュータが制御してノッキングを防いでいる訳だが、そんな状態で燃料消費率が良いとは思えない。(^_^;)
 むしろ、アクセルべた踏みは論外だが、ある程度はスムーズに加速した方が、コンピュータが最適な制御を行って燃費が良くなるのかも知れない。

 過去2回の給油では、満タンにしたあと50kmほど走行で燃料メータの1つめの目盛りが消えた
 セルフ給油のオートストップで満タンとしているので、満タンのレベルの誤差はあまり無いと思われる。
 つまり、リッター14キロ走行するとして、1つめの目盛り3.6リットル程度で消えると思われる。
 ※.2つめ以降は70kmほどで消えるので1目盛り5リットルであろう。

 ところが、今回は1つめの目盛りが消えるまでに75Kmも走行できた!\(^○^)/
 使用したガソリンが3.6リットルだとすればリッター20キロを超えたことになる!o(^o^)o

 前回までの違いとしては、今回は給油した後にそのまま新潟に価格調査へ行ったのである。

 とは言っても、75Km走り続けた訳ではなく、途中4箇所の駐車場に停めた
 また、新潟市内の走行なのでゆっくり加速する訳にはいかず、それなりにアクセルを踏み込んで加速した
 帰りも結構飛ばして、追い越しも何度もかけた
 そういう走り方でも75Km走行したのである。

 それでは、いつもの走行と違う点はどこだろうか?

 それは停車した状態での『暖機運転』である。
 価格調査では駐車場に停めているのは数十分間だったので、発進する際に暖機など必要なかった。

 しかし、それ以前は朝晩寒い日が続き、片道15Kmの勤務先まで、毎日朝も帰りも2〜3分の暖機をしていた。
 暖気中はエンジンはアイドルアップして回転数はかなり上がっていて、実際、アクセルを踏まなくても楽々発進して時速10キロほどで走行できる程である。
 つまり、片道15Km(走行時間15分)の距離を走るのに暖機も入れて18分間エンジンを回していた訳である。
 これは、実際の走行はリッター17〜18Kmであっても、トータルで14〜15キロとなってしまう計算になる。(^_^;)

 ちなみに、現在のクルマは『停車』しての暖機運転を特には推奨されていない
 エンジンなどの加工精度や材質が良くなっているし、エンジン内のフリクション低減のために粘度が低い(軟らかい)オイルを使用しているのでエンジンが冷えていても走行にあまり支障が無いのである。
 むしろ、排気ガス低減のために、停車しての長時間アイドリングを控えるように推奨している程である。(^_^;)

 そこで、暖機運転をやめてみた

 その結果、2つめの目盛りが消えるまでの走行距離は85Km(合計160Km)だった・・・
 2つめの目盛りが5リットルだとするとリッター17Kmとなる。

 暖機運転をやめた場合の想定とほぼ一致した。o(^o^)o

 しかし、新潟へ行った時の燃費が本当に20キロだったとすれば、まだ何か違いがある事になる・・・

 さらに、3つめの目盛りが消えるまでの走行距離は70Km(合計230Km)と、元に戻ってしまった!(T_T)
 #3つめの目盛りが消えるまでのトータルの走行距離は、今までより20キロほどのびてはいるが…アップ率にして10%以下である。

 な、何が原因なのだぁ〜!?

 取り敢えず考えられるのは、エンジンが冷えている時の燃費の悪さである。
 上にも書いたが、クールランプが点灯している時のCVTの変速比は温まっている時と明らかに違う
 違うのは変速比だけではなく、燃料噴射料など色々な面で違う可能性もある。

 もう一つは、夜間走行(ヘッドライト点灯)である。
 ヘッドライトの点灯で発電機に負荷がかかり、いくらかの燃費悪化に繋がる事も考えられる。

 しかし・・・これらは1度の走行距離と時間帯が同じである限り走り方では解決しようもない。(T_T)
 しかも、知人の娘さんのヴィッツも条件は同じである…家はすぐ近所だし。(笑)
 (彼女のクルマは1000ccであるが…)

 という事で、現時点では原因と対策の究明は行き詰まってしまった。(^○^;)
 取り敢えず、燃料メータの誤差という事もあるし、次の給油まで様子を見てみるしかないか・・・