- 2012/08/19
- 「幻の河原を求めて」
かみさんが突然言い出した。
「結婚する前に行った河原に行ってみたい!」
「河原ぁ〜????」
結婚する前って言ったら、もう30年以上も前の事ですから・・・(^○^;)
勿論、私は全く覚えていない!(爆)
かみさんが言うには・・・
「トンネルが3つくらい続いていて、
トンネルの手前の左側に、地場モノの野菜を売っている様な販売所があって、
1つめと2つ目のトンネルの間に、道路に沿って細長い駐車場があって、
その隅に小さなドライブインみたいなのがあって、
そこの裏に降りて行くと河原があった。
トンネルの名前は、漢字は判らないけど、確か…『こごみトンネル』だたっと思う」
…と言うのだ。
な、何という記憶力だ!(@_@;)
で、これほどの情報量なので、ネットで調べたらすぐに判りましたよ。
その場所は、坂町から山形へ抜ける国道113号沿いで、小国町の10kmほど先でした。
トンネルの名前は「子子見(こごみ)トンネル」!大正解ぁい〜!
で、行ってみると、道路に沿った細長い駐車ゾーンの隅に、確かに小さな喫茶店の様な建物があり、
その裏手に崖に沿って立派な遊歩道が・・・
と言っても、もう何年も人が通っていない様で草ぼうぼうに伸び放題・・・(^_^;)
ただ、回りの木が伸びて、小道全体が木漏れ日の下になっているので、涼しいのが○。
その遊歩道をすこし進んだ所で、かみさんが下へ降りる道を発見!
道と言っても、良く見ないと気付かない、けもの道というか、水が流れた跡と言うか・・・(^○^;)
そこから少し降りると広場になっていて・・・
まぁ広場と言っても、やはり草が伸び放題で、けもの道が何本か続いているって感じですが…(^_^;)
で、そこから更に、川面に向かって降りられそうな道が…
道は更に険しく、道とは言えない感じになって、
川面まであと2mくらいかな?って高さのところで、
道は突然消えて崖になっていました。
どうやら、土砂崩れでもあった様で、その先は大きくえぐられた崖と、大きな石がごろごろと転がっていて、
とても降りられそうもないので、引き返す事に。
結局、他には河原に降りられそうな場所は見つからずに、駐車場へ戻りました。
数十年の歳月で自然も変化してしまったのか?と思いましたが、
かみさんは「何だかイメージが違う」(^○^;)
で、駐車場の反対側の隅にも遊歩道らしきものが見えたので、
そちらに行ってみました。
そこは、草ボウボウは同じですが、反対側の遊歩道よりも崖っぷちという感じで、
道の端が草で見えなくて、どこから崖なのか判りづらく、
下手に隅を歩くと崖から転落しそうな感じで怖いです。(^_^;)
それと、崖っぷちって感じなので木も少なく、日光がモロに当たって暑いです。
ところが、しばらく進むと、急に涼しくなりました。
そこは、山側の岩が頭上にオーバーハングして、半分トンネルみたいな形になっていて、
そう、ここが片洞門です。
岩をくりぬいた小さな祠にお地蔵様の様なものが置かれてあり、お賽銭も・・・
で、そこで行き止まり封なんですが、
その先にも行けなくもないかな?って感じのケモノ道が。
で、ついでなので行ってみました。
道は更に崖っぷちの険しい小道で、
眼下には巨大な岩がゴロゴロしている渓流が見えます。
で、足元が今にも崩れそうな感じなので、
鉄橋の様な橋が見えた辺りで引き返しました。
結局、かみさんが見たかった思い出の?(笑)河原は発見できませんでしたが、
取り敢えず、目的は完了という事で。
そろそろ、お昼も過ぎてお腹が空いてきたので、
帰り道の途中になる赤芝峡でお弁当を食べる事に。
赤芝峡も、ドライブインが無くなってから寂れて久しい感じです。
駐車場?は、工事現場の様な状況で、
ゴミの不法投棄防止用の監視カメラが設置されていました。
クルマを置いて少し歩くと、急に冷たい風が上から吹き下ろして来ました。
見上げると、線路のトンネルがあり、そこから冷たい風がやってくる様です。
こちらの遊歩道は砂利道?そせいなのか草ボウボウという感じではありませんが、
やっぱり見渡す限り人っ子一人いません。(笑)
ここでも、かみさんが下へ降りる小道を発見!(^○^;)
で、岩場へ降りて、小さな滝?を見つけて、
そのそばで、コンビニで買ってきたお弁当をいただきました。
臭いを嗅ぎつけたのか?アリが寄って来ました。(^_^;)
食後は、付近をちょっと散策しましたが、
川面に降りたくなるほど綺麗な水ではなかったので、これ以上下へ降りるのはやめて
帰って来ました。
これが、2012夏・県北人気(ひとけ)のない観光地?巡りの第1弾となりました。(笑)