我が家の自慢話 <高強度 高耐久 耐震設計 編>

基礎工事

防湿コンクリートで床下全面を覆って地面からの湿気を遮断しています。
 室内の湿度を快適に保つと同時に材木の耐朽性や防蟻性が向上して基礎の強度・耐久性が増す事とあいまって建物の寿命が延びます。
(こぼれ話)
 当初は予算の関係でこの工法はできない筈でしたが、いざ基礎工事を始めると大量の水が湧き出してきてこの工法をする事になりました。(^_^;)

構造材と組付接合部

主な構造材は厚さ4mmの板を30枚貼り合わせた120mm角の集成材を使用しました。
 集成材はムク材の1.5倍の強度がありますので、100mm角のムク材の2倍以上、150mm角のムク材と同等の強度になります。
 また、集成材は経年劣化(反り・割れなど)を起こし難いので設計精度が上がり、長さも自由に加工できますので長い梁も途中で継ぐ必要がないので高強度な設計が可能になります。
 ちなみに、我が家の一番大きな梁は120mm(巾)×360mm(高さ)×7,765mm(長さ)あります。(^_^)b
構造材の接合部は大型高強度の金具をボルト止め(写真右と下のボルト止め部分)して、組付側を金属ピンで固定する方法をとっています。
 この工法は従来のホゾ削りと比較して木材を削る量が少なく接合部の材木強度を低下させにくくなっています。

 また、建物の揺れを防ぐ筋交いの接合部は、梁・柱・筋交いの3面をしっかり連結する3面金具を使用し、各々の金具は1カ所当たり15本(筋交い1本当たり上下で30本)のスクリュー釘で取り付けられています。(写真下)
※.左の写真の丸い印がされているのが柱と梁を接合する金具を止めるボルトの頭で、右の写真の梁にある●がピンの穴です。

(こぼれ話)
 筋交いを平面金具で止める場合には自動釘打ち機が使えるのですが、3面金具の場合はこの道具が使いづらいとの事で手打ちで釘打ちをされていました。
 ところが、集成材はムク材に比べて堅い上にスクリュー釘も打ち込みが堅いので、大工さんは腕が痛いと根を上げていました。(^O^;


 ※.このページの写真は、普通のカメラで撮ったプリントをビデオカメラで撮影してキャプチャしたものです。

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