第25回:可視光の不思議?
ところで、「光」というと、まずは『可視光』を想像する訳ですが、
『光の三原色』を見ると・・・
うまい具合に、白を中心に『輪』になっています。↓
つまり、「赤」→(黄色)→「緑」→(水色)→「青」となって、
「青」→(紫)→「赤」と戻って一周する訳です。
・・・が・・・
この「可視光」の波長は380〜750nm(周波数:790〜400THz)で、
電磁波は周波数によって、
高い方から、「紫外線」(目に見えないので「黒」)→「紫」・・・「赤」→「赤外線」(目に見えないので「黒」)となる訳で・・・
(下図の数値は波長で、左側が波長が短い)↓
↑「青」の『紫外線』に近い部分(V)は『暗い青』で、赤い成分はありません。
また、「赤」の『赤外線』に近い部分(R)は『暗い赤』で、同じく青い成分はありません。
では、何故、光の三原色は「青から赤」(または赤から青)に戻れるのか?(^○^;)
この理由は2つ考えられます。
一つ目は、
光の三原色の『紫』と、電磁波の『紫』(波長:380〜450nm、周波数:667〜790THz)は、
別の色だという仮説。(^○^;)
人間の目の網膜にある、光を感知する「受容体」は、
光の三原色である赤・緑・青に反応する訳ですが、
特定の周波数のみに反応する訳ではなく、
感度のピークとなる周波数を中心に山なりになっていると思えます。↓
で、赤と緑の両方が反応すると「黄色」、
緑と青の両方が反応すると「水色」と認識する筈で・・・
だとすれば、
赤と青の両方が反応すると「紫」に見えるハズです。(^○^;)
とすれば、
人間の目が「紫」と感じているのは、
電磁波の「紫」では無いという事です。
いや、それでも、別に、何かが困る訳では無いはずですが・・・(^_^;)
あ、いや、やっぱり、この仮説は不味いですね!(^○^;)
光をプリズムで分光すると・・・
紫外線側に見える光が「紫」ですね・・・((((^_^;)
でぇ〜、もう一つの仮説?は本命で・・・(笑)
この可視光の波長は、
380〜750nmと、僅か370nm(1万分の3.7mm)の範囲ですが、
周波数で言うと、
400〜790THzで、390THz(390兆ヘルツ)もの範囲になります。
そして、赤外線との境界と、紫外線との境界を『比』でいうと、
丁度、約2倍です!(^○^;)
すると・・・
どちらも、網膜の受容体が感知できる周波数のギリギリなわけで・・・
波長が短すぎて、感知できるかできないかの狭間で、
周波数の波形の2個の山(周期)を1個と認識した場合は、
その波長の2倍、つまり、380nmを760nmと誤認識(誤反応)する事で、
紫外線領域に近い周波数の光で、「赤」を認識する受容体も反応するのではないか?
だとすれば、
波長450nm(周波数667THz)以上の帯域(紫)の光は、
「青」と「赤」の受容体が反応して『紫』と認識される事になります。
これは偶然か?必然か?
・・・いやいやいやいや・・・偶然という事は無いはずです!(^○^;)
可視光が波長500nmあたりにあるのは、
太陽光のピーク波長が500nmあたりだからでしょうけど・・・↓
範囲が波長(周波数)で丁度2倍の範囲であるのは、
これは、生物側(人類)の都合であるに違いありません。
人類の目が発生する際に、
波長380〜750nmの範囲に反応する様に進化した筈です。(^_^)b
【続く】