第28回:重力の不思議


物質内のエネルギーが外に放出されるエネルギーは、
電荷が放出する「電磁波」(電磁気力の波)と、
質量が放出?する「重力」(万有引力)ですね。

電磁波重力も、光速度で伝わるといわれています。

電磁波は、レーザー光の様に直進させると減衰しません
しかし、恒星のような光源から放射されると、
球面上を広がっていくので、
距離の二乗に反比例して弱まります。

一方、
重力は、指向性を持たせることができませんから、
質点から球面状に放射されるので、
距離の二乗に反比例して弱まります。

という事は、
仮に、「重力子」というものがあれば、
その密度が薄くなるだけなので、
重力も電磁波と同様に、「減衰しない」と言えます。

違いは、
電磁波には「波長」(周波数)がありますが、
重力には周波数がありません

話題の?『重力波』は、
重力源が急激に質量を変える(ブラックホール)か、
振動(二連星の回転など)する事で発生する『強弱の波』です。


ところで、
高エネルギーの電磁波によって、
何もない空間から電子陽電子対生成されるという現象は、
電磁波というエネルギーが、
電子と陽電子という素粒子に変化(質量が発生)したと考える事もできます?・・・が、

この場合、
電気的に中性の電磁波から、何故「電荷」が生まれるのか?とか、
質量の無い電磁波から、何故「質量」が生まれるのか?などの疑問が生まれます。

で、真空の空間に満たされている「何か」の『』に、
エネルギーを与える事で、
その「何か」から、マイナスの「電荷」が生成される事で、
対になる「反電荷」も生成される、
つまり、「粒子」が飛び出すことで、
対応するの「反物質」が発生する・・・という考え方もある訳で・・・

その「何か」は、
真空で遮蔽された実験装置の中でも「満たされている」必要があるので、
何者とも相互作用を行わずに透過して充填される何か」でなければなりません。

何者とも相互作用をしない「何か」は、
それ自体『存在』と言っていいのか?という話もありますが・・・(^○^;)

まぁ、通常は?という前提で、
高エネルギーが加わると反応する物質という事で。(^_^;)

で、この「何者とも相互作用しない」『何か』の候補として、
私は『重力』を考えます。

重力は、そのものズバリ!
質量の存在を示すエネルギーですから、
質量を生み出すモトとしては最適です!o(^o^)o

そして、重力(万有引力)は、
その名の通り、全てのもの、光さえも引き寄せる力です。

しかし、全ての物質やエネルギーを「引き寄せる」という相互作用がありながら、
そのエネルギーを一切失うことなく、どんな物質も透過して通り抜けます。

※.重力が物質を透過するのではなくて、
  物質を引き寄せるために使用されたエネルギーと同じ力が、
  引き寄せられた物質から反対方向に発生しているとも考えられるかも知れませんけど・・・(^_^;)

もし、重力を遮断する物質が発見されれば、
動力無しで空中を浮遊できるUFOが作れますし、
重力と「慣性力」は同じものなので、
慣性力質量)」を遮断できれば、
時間ゼロで光速度へ加速する事も可能になるでしょう。(^○^;)

という事で、
現時点で、重力を遮断する物質はありません

そして、
恒星からの光が宇宙を満たしているのと同様に、
この宇宙の全ての重力源から放射された?重力は、
この宇宙を満たしています。

そういう意味では、
アインシュタインが「重力場」を『場(空間)
・・・と称したのは、頷けなくもありません。(^○^;)

まぁ、確かに、重力場を図解する時に、
空間が歪んだように描いた方が解りやすいのは認めます。(^○^;)

第14回:おいらの「りろんぶつり学」って?」で、
地球を「重力加速度」(重力強度)で見た、
↓こんな図を掲載しました。↓



重力強度は、距離の二乗に反比例するので、
こんなグラフになります↓
は地球の外側で、は内部)


※.縦軸:地球表面の重力を”1”とした場合の重力値(強度強が下)
   横軸:地球の半径を”1”とした場合の地球の中心からの距離

でぇ〜、
これを上から見て、等高線ごとに濃淡分けした図がこちら↓


※.中央の一番濃い部分が地球

ところで、
「重力」(質量)と言えば・・・
何故、光子の質量ゼロでなければならないか?ですが・・・

ネットをググると、こんな答えを書く人が多いようです。↓

質量があると、光速度で永遠に飛び続ける事ができない

へ???何で???(^○^;)

そもそも、
質量があっても、
外部からの相互作用(抵抗となる力)が無ければ、
慣性の法則で、物質は永久に、その速度を維持します。

質量があると、その物質は、いつか崩壊するから?
そんな事、誰が確かめたのでしょうか?

私が考えるに・・・(^_^;)

光は光源から放射される時点で、
光速度まで加速して飛び出します。

加速させるには、質量と加速度に見合ったエネルギーが必要ですが、
時間ゼロ光速度まで加速するには、
質量があっちゃ都合が悪いんじゃないでしょうかね?

つまり、光速度を上限にした2次関数なので、
最高速の光は質量がゼロじゃないとダメって事ですね?(^○^;)

いずれにせよ、
光速度不変」を否定して、
光子の質量ゼロ」否定しちゃえば、
何もかも、素直に解釈できる訳です。(^_^)v


そもそも、
地球上では、いかなる方向へ発射した光も、
光速度で直進」すること自体が、
光も慣性の影響を受けて、
光源から相対的、光速で直進する訳です。

しかも、慣性=重力ですから、
光も重力の影響を受ける訳です。

え?・・・地上の実験では光は重力の影響を受けないんですか?

まぁ、地上では、重量が異なる物質が同じ重力加速度で落下しますね。

仮に・・・光も、重力加速度で落下すれば、
30万キロ先で4.9m軌道が曲がる訳で・・・
(実際には、地球から離れるほど重力が弱くなるので、もっと少ないでしょうけど)

1kmの実験装置を作れば、
16.3×10-616.3μm(100分の1.63mm)なので、
充分計測できそうですが・・・

そもそも、
長さ1kmの実験装置を作る時に、
直線を測るために、レーザー光などを使えば、
そのレーザー光自体が重力の影響を受ける訳ですから・・・(^○^;)、

しかし、
光線以外の、重力の影響を受けない方法で「直線」を計測したとしても・・・

地上で物質が同じ加速度で落下するのは、
それらの物質の重量の差(比)が、
地球の質量との比に比べて極めて小さいために、
落下加速度の差も非常に小さくなるためですよね。

仮に、地球の質量と同じ重さの物体を落下させれば、
その物質と地球の共有の重心に向かって、
双方が9.8mS2の加速度で落下する訳で、
相対的には、重力加速度の2倍で落下する(近づく)訳です。

ですから、
地上の物体の質量と、光子の質量の差(比)が、
地球と物体の質量の比よりも、
遥かに大きな値であれば(光子の質量が小さければ)、
光子が落下する加速度は、極めて小さな値になるハズです。

勿論、直線を測るのに光を使うと意味がない事になるのは変わりません。(^_^;)

なので、設備の直線の計測に光を使っても影響を受けない方法として、
1kmもの計測距離の装置を作るのは難しいですか・・・

垂直方向の光を反射させて、
上昇下降の光の速度を、
干渉計で検出するという方法が考えられます。

この場合に観測されるべき差の計算は面倒そうなので出来ませんが・・・(爆)

この方法って実績があるんでしょうかね?(^○^;)

【続く】