第36回:光速度不変ってこういう意味?


さて、前回は「移動する光源がどう見えるか」を図解しましたが・・・

今回は、実際の位置で考えるとどうなるか?
を図解します。

前回書いたように、
光源からの光は、光源の速度が合成されている為、
下図のタイミング(00:00:02.75)の場合、
√(2.52+2.52)≒3.54c の距離を進みますが、
光が観測者に届いた時点での、光源の位置は”→”付〇の位置で、
その位置から観測者までは 2.75秒で光が進む距離です。

つまり、「見た目」ではなく『実際の位置』から測ると、
光速度=30万km/sで伝わった事になります!(^○^;)



また、前回書いたように、
見た目の距離」も『実際の距離』になります。↑

しかし、見えている「光源の時刻」は、
上の図の場合で、2.75秒遅れですが、
これは、見た目の(光速度で伝わる)距離と一致します。

しかし、時間が進むテンポは異なります。

となると・・・

光の速度が相対的であっても、
(実際の)光源の位置と観測者の関係において、
そして、見た目の距離で、
光速度は一定』だと言えるのかも知れません〜!(^○^;)

更に、

光源から放射された光は、
光源の移動に伴って、
光源を中心とした同心の球状に広がります。

ここで、『重力』も、相対的に光速度で伝わるとすれば、
重力の伝わり方も同様に、
移動する重力源を中心にした同心の球状に広がるハズです。(^_^)b

であれば・・・

重力も距離の二乗に反比例しますが、
どれだけ広がったか?
で、その分、重力が弱くなる
と考えれば・・・

移動する重力源の重力が、観測者に与える強さも、
実際の位置にある時と同じ
という事になりますぅ〜!o(^0^)o

で、その方向は、
光源が見えている方向から伝わる、
つまり、その方向への引力となります。

【続く】