第39回:見た目の光源の軌跡【v=c】
前に掲載した様に、
v=c の光源の時刻の1秒毎で光源の軌跡を見た図は、
こんな具合なんですが・・・↓
観測者の時刻で1秒毎のタイムスタンプで図解すると・・・
この場合の、見た目の光源の軌跡は・・・↓
光源の時刻の1秒毎に比べると、
見た目の位置(速度)の差は小さくなって、
近くで方向を変える時以外は、ほぼ実際の速度と同じになります。
さて、このパターンで注目なのは、
光源の実際の位置が、観測者の真横を通過してからの、
光源の見た目の時間経過です・・・
右上の青のカウンタは、
観測者の1秒間に対する、光源の経過時間です。
光源が遠い内は約2秒なので、
光源の時間の進み方が2倍速く見えて、
近づくにつれ、2秒以下に、
つまり、時間の進みが遅くなっていきます。↓
そして、光源が真横に近づくにつれて、
光源の時刻の進みも1秒に近づきます。
光源の実際の位置が真横を通過すると、
光源の時刻の進みが1秒以下となり、
実際の時間より遅くなります。
【続く】